「支給品」と「貸与品」の違いとは?分かりやすく解釈

「支給品」と「貸与品」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「支給品」「貸与品」の違いを分かりやすく説明していきます。

「支給品」とは?

「支給品」とは?

制服など会社や公的組織から社員など構成員に渡されるものを指し、製造業で使われる意味の異なるケースとして、外注業者に製造を依頼する際、必要な部品や素材を自社から提供することがあり提供する品目を支給品と呼びます。

また、店舗での販売において、メーカー製品のカタログ・パンフレットやPOP、ポスターなども支給品となります。

ゴルフ用語における支給品はプロ支給品、ツアー支給品がありメーカーがクラブなどをプロゴルファーに使ってもらうことでPRするという目的で支給するものでレッスンプロを含むプロゴルファーに支給するものをプロ支給品、トーナメントプロに支給するものをツアー支給品と呼びます。

同等製品の購入が可能で、野球のバットなどでも支給品という言葉は見られます。

「貸与品」とは?

「貸与品」とは?

会社や公的組織などから貸し出す機器や装備品を指す言葉で、制服は支給品となるケースと貸与品となるケースがあります。

会社ではパソコン、スマートフォンなどの機器やヘルメット、ケースによっては自動車等が挙げられます。

警察であれば警察手帳、手錠、警笛、警棒、拳銃などが貸与品となっています。

ゴルフ場においてのカートやクラブなどの貸し出しも貸与品と呼び、各種のレンタルサービスなどから借りているものも貸与品と呼ぶことが出来ます。

会社同士での製品開発に伴う貸与品のやり取りは機密事項が関わることもありうるため、物品貸出契約を締結する必要がある場合もあります。

会社における貸与品の紛失は弁償が必要な上に始末書を提出する自体になり、情報漏えいの恐れがあることから紛失防止の電子タグを勧めている企業もあります。

「支給品」と「貸与品」の違い

「支給品」と「貸与品」の違い

「支給品」「貸与品」の違いを、分かりやすく解説します。

「支給品」「貸与品」はともに会社から社員へ警察から警察官へなど、制服や装備品などを始めとした運営に必要なものを構成員に支給または貸与するという部分は同じですが、貸与品は返却の必要があります。

支給品も返却の必要なケースもありますが、筆記具など不要なものもあります。

警察においては制服一式は支給品、拳銃や手錠などは貸与品となっています。

会社のパソコンやスマートフォンも貸与品としてわかり易い例でしょう。

会社から販売店に販売促進ツールやノベルティ、カタログ等を支給するというケースもありますがこれら支給品は返却の必要はありません。

なお、ゴルフや野球用具にはプロ支給品というものがありPRを目的として用具メーカーからプロ選手に支給されます。

まとめ

まとめ

「支給品」「貸与品」は社員自身が購入の必要がない装備品という部分は共通していますが会社間での製造依頼の際に必要なものを提供するものを支給品と呼ぶなど、支給品の方が意味合いが悪数になっている言葉です。

貸与品は借りるものすべてを指すことも可能で自動車やレンタルサービスなどから借りているものも貸与品と言えます。