「据える」と「置く」の違いとは?分かりやすく解釈

「据える」と「置く」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「据える」「置く」の違いを分かりやすく説明していきます。

「据える」とは?

「据える」とは?

「据える」「すえる」の主な意味は以下の通りです。

1つ目は「物をある場所に動かない様に固定する」という意味で、ある場所に物をとどめてそのままにすることです。

2つ目は「建造物などを設置する」という意味で、ある場所に拠点を設けることです。

3つ目は「位置を決めて人を座らせる」という意味で、人の座る位置を指定することです。

4つ目は「ある地位や役割に就かせる」という意味で、ある役割に任命することです。

5つ目は「気持ちをしっかりと保つ」という意味で、心の在り方を確かにすることです。

上記に共通するのは「ある場所に固定する」という意味です。

「据える」の使い方

「据える」「物をある場所に動かない様に固定する」「建造物などを設置する」「位置を決めて人を座らせる」「ある地位や役割に就かせる」「気持ちをしっかりと保つ」という意味で使われます。

動詞として「据える・据えた」と使われたり、副詞として「据えて」と使われたりします。

基本的に、人や物、気持ちなどを、あるべきところにしっかりと定めることに使われる言葉です。

「置く」とは?

「置く」とは?

「置く」「おく」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「人や物をある位置や場所にとどめる」という意味で、一時的・長期的に人や物をその場所にとどめることです。

2つ目は「人をある地位や役割に就かせる」という意味で、一時的・長期的にある役割をさせることです。

3つ目は「ある場所に残す」という意味で、他のものを残して自分が去ることです。

4つ目は「新たに設ける」という意味で、新しい組織やシステムを取り入れることです。

5つ目は「その状態を続けさせる」という意味で、そのままに何もせずに過ごすことです。

上記に共通するのは「ある状態にとどめる」という意味です。

「置く」の使い方

「置く」「人や物をある位置や場所にとどめる」「人をある地位や役割に就かせる」「ある場所に残す」「新たに設ける」「その状態を続けさせる」という意味で使われます。

動詞として「置く・置いた」と使われたり、副詞として「置いて」と使われたりします。

基本的に、一時的・長期的に、人や物をある場所にとどめることや、ある役割をするものを新たに設けることに使われる言葉です。

「据える」と「置く」の違い

「据える」と「置く」の違い

「据える」「人や物、気持ちなどを、あるべきところにしっかりと定めること」という意味です。

「置く」「一時的・長期的に、人や物をある場所にとどめること」「ある役割をするものを新たに設けること」という意味です。

「据える」の例文

「据える」の例文

・『風景画像を撮る為に三脚を据える』
・『本日の主役を上座に据える』
・『サボッているのを顧問に見つからない様に、後輩を見張りに据える』
・『困難だと分かっているので腹を据えて取りかかる』

「置く」の例文

「置く」の例文

・『正座する時にはきちんと手を膝に置く』
・『ミスをなくすことに重点を置いたやり方を考える』
・『ネット記事に載ることを念頭におく』
・『今月から社長室に秘書を置くことにした』

まとめ

まとめ

今回は「据える」「置く」について紹介しました。

「据える」「しっかり定める」「置く」「一時的・長期的にとどめる」と覚えておきましょう。