この記事では、「暑い」と「暖かい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「暑い」とは?
大気のあたたかさや冷たさの尺度が、はなはだしく高いことです。
この尺度を気温といいます。
何度を気温が非常に高いというのかは定義がなく、主観的なものになります。
また、気温が同じでも、風の有無や湿度によって感じ方が変わります。
平熱が高い人と低い人では、感じ方が異なります。
気温が25℃のとき、平熱が高い人は過ごしやすいかもしれませんが、平熱が低い人は寒く感じることがあります。
住み慣れた地域によっても気温の感じ方が違います。
気温が高い状態になれている沖縄に住んでいる人が夏の北海道に出かけたら、肌寒く感じるかもしれません。
真冬の寒さに慣れている北海道の人が春の沖縄に出かけたら、「暑い」と感じるかもしれません。
人によって感じ方が異なるのです。
また、衣服によっても感じ方が変わります。
厚手のものを着ているときと、薄手のものを着ているときでは違うのです。
「暑い」の使い方
気温が非常に高い状態を指して使用する言葉です。
何度という定義はなく、主観的なものによります。
天気予報だと夏にこの言葉がよく使用されます。
「暖かい」とは?
「暖かい」には3つの意味があります。
1つめは、低過ぎず高過ぎず、人間が過ごすのにちょうどよい気温のことです。
ちょうどよい気温とは何度という定義はありませんが、日本の場合は春頃がこれにあたります。
非常に気温が低くなる冬と、非常に気温が高くなる夏の間の季節で、気温は低い・高いのちょうど間くらいです。
気温は体全体で感じます。
つまり、この言葉は体全体で感じるものを指しているのです。
人によって感じ方は異なるので、同じ気温でも「暖かい」と感じる人もいれば、そうでない人もいます。
3月くらいを「暖かい」と感じる人も入れば、体温が低いため寒いと感じる人もいます。
2つめの意味は金銭が必要なだけあるのです。
「懐が暖かい」といった使い方をします。
3つめは、色の感じが柔らかく、寒々しい感じがしないです。
パステルカラーのようなものを指します。
派手過ぎず、地味過ぎず、ギラギラしていないものです。
「暖かい」の使い方
気温のことを指して使われることが多いです。
この言葉は、体全体で感じるものを指しています。
使い捨てカイロを握って手があたたかいということには「温かい」を使用します。
「暑い」と「暖かい」の違い
どちらの言葉にも気温の意味がありますが、同じことではありません。
前者はそれが非常に高いこと、後者はそれがちょうどよいことです。
この感じ方は人によって異なり、何度という定義はありません。
「暑い」の例文
・『暑い日が続く』
・『今日も暑い』
・『暑いとアイスを食べたくなる』
・『暑いときにはそうめんがおいしい』
「暖かい」の例文
・『今日は暖かい』
・『暖かいと外出しやすい』
・『暖かいと気持ちがよい』
・『暖かい日が続く』
まとめ
どちらの言葉も気温を指していますが、どのような気温なのかという点に違いがあります。