この記事では、「デッサン」と「模写」の違いを分かりやすく説明していきます。
絵に関する2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「デッサン」とは?
「デッサン」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「デッサン」はフランス語で「dessin」と表記します。
「デッサン」は、「素描。
下絵」という意味があります。
「素描(そびょう)」は「デッサン」を日本語にしたもので、「黒やセピアなどの単色の線によって、物の形を表現し、陰影をつけた絵」と言う意味があります。
基本的に、「デッサン」は、絵画の習作や下絵として描かれます。
例えば、女性の姿を大きな絵にしたいと思った時、女性の姿を理解するために、鉛筆や木炭などを使って、「デッサン」を繰り返したりします。
ただし、有名画家の「デッサン」は、それ自体を芸術作品として鑑賞されることがあります。
この場合、「レオナルドダヴィンチのデッサンは、それ自体が芸術作品として素晴らしい」などという文章にすることができます。
また、リンゴやお皿などを机の上に置き、物の形を取るためにする素描のことを、「静物デッサン」と言います。
他にも「裸体のデッサンをするために、モデルを探す」とか、「デッサンが不正確で、大学受験に失敗する」などという文章を作ることができます。
「模写」とは?
「模写」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「模写」は「もしゃ」と読みます。
「模写」は「似せ写すこと。
実物通りに写し取ること」という意味があります。
例えば、芸術系の大学の授業では、優れた絵画を見ながら、そっくりに描くという「模写」の授業をすることがあります。
有名画家そっくりに絵を描くことで、様々なことを学べるためです。
また、漫画が大好きな子供が、漫画の絵をそっくり紙に写し取ることがあります。
この様子を「漫画を模写する」などと言います。
また、鶯の鳴き声そっくりに声を似せるような場合は「声帯模写(せいたいもしゃ)」と言い、「模写」という言葉を使います。
このように、絵やイラスト、声などを、本物そっくりに写し取る様子を「模写」と言います。
「デッサン」と「模写」の違い
「デッサン」と「模写」の違いを、分かりやすく解説します。
「デッサン」は、「素描。
下絵」という意味があり「黒やセピアなどの単色の線によって、物の形を表現し、陰影をつけた絵」を指します。
一方「模写」は「似せ写すこと。
実物通りに写し取ること」という意味があります。
「デッサン」は鉛筆などを使って、単色で物の形を書き写すことを指すのに対して、「模写」は絵画作品などを、そっくりに写し取ることを指します。
このように「デッサン」と「模写」は、絵を描くときに使われるため、混同されることがありますが、まるで違う行為を指す言葉になります。
まとめ
「デッサン」と「模写」の違いについて見てきました。
2つの言葉の違いを知ることで、「デッサン」と「模写」の違いを説明できるようなりそうです。