「根本」と「根底」の違いとは?分かりやすく解釈

「根本」と「根底」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「根本」「根底」の違いを分かりやすく説明していきます。

「根本」とは?

「根本」とは?

物事を成り立たせているおおもとという意味です。

「根」には、おおもと、よりどころ、「本」には、ものごとのおおもと、おこり、はじまりという意味があります。

このことから、「根本」とは物事のおおもと、物事のはじまりという意味になります。

ダイエットに挑戦したけれどリバウンドしてしまった、思ったようにやせなかったという人は少なくありません。

どうして失敗したのかというと、そもそもの太る原因となったおおもとの部分を改善していないからです。

ダイエット系のサプリメントを飲む、エステに通うなどは、ダイエットを手助けしてくれます。

しかし、こういったものを行っても、お菓子ばかり食べる、夜遅い時間に食事をする、運動をせずにゴロゴロしてばかりいる、といった生活では、やせることは難しいです。

食べ過ぎることや運動不足なことが、やせない、太るということのおおもとの原因、「根本」なのです。

「根本」の使い方

物事が成り立つためのおおもとという意味で使用をします。

理念や考えなどに使用されます。

「根底」とは?

「根底」とは?

物事のおおもとという意味があります。

「底」という漢字の意味は、ものごとのもとになるものです。

このことから、「根底」とは物事のもとになるもの、おおもとという意味になります。

ある母親の教育方針についてで考えてみます。

この母親は、多少危険なことであっても、子供がやりたいといえばやらせます。

命の危険があるようなことはやらせませんが、転んでケガをする程度のことなら、「やめなさい」とはいわずにやらせてみます。

「ケガをするとわかっていてやらせるのは危険だ」と考える人もいることでしょう。

しかし、この母親は「実際に自分でやってみて、ケガをしてみて、これは危険だと理解できる」という考えを持っています。

この母親の行動のおおもとの部分は、この考えです。

物事の基本となっているところ、おおもとになっていることなので、これを「根底」といいます。

この場合は「~という考えが根底にある」ということができます。

「根底」の使い方

物事のおおもとという意味で使用をします。

考えについて使われることが多いです。

「根本」と「根底」の違い

「根本」と「根底」の違い

2つの言葉の意味はほぼ同じです。

「根」という漢字にはおおもとという意味があります。

その次に使用されている漢字に違いがありますが、「本」はおおもと、「底」はものごとのもとになるものという意味で、2つの漢字は似たような意味を持っています。

使われ方も似ていて、考えについ使われることが多いです。

「根本」の例文

「根本」の例文

・『根本を覆す』
・『根本から見直す』
・『根本から変える』
・『根本から立て直す』

「根底」の例文

「根底」の例文

・『根底にある考え』
・『優しさが根底にある』
・『根底に流れている』
・『根底は変わらない』

まとめ

まとめ

2つの言葉の意味はほぼ同じです。