この記事では、「詰める」と「積める」の違いを分かりやすく説明していきます。
「詰める」とは?
「詰める」は(つめる)と読み、 容器などに物を入れていっぱいにする。
ぎっしり入れてすきまがないようにするという意味があります。
しかし、「詰める」には他にもたくさんの意味があり、代表的なものを今から紹介します。
・「虫歯を詰める」と言った穴や隙間に物を入れてふさぐ意味。
・「席を詰める」と言った間隔を縮める意味。
・「生活費を詰める」と言った節約の意味。
・「話を詰める」と言った物事の決着がつくようにする意味。
などがあります。
「詰める」の「容器などに物をいっぱいにする」という意味に近い言葉に「突っ込む」(つっこむ)や「押し込む」(おしこむ)があります。
まず、「突っ込む」は勢いよく入れる、勢いよく中に入ることを言います。
「ポケットに携帯を突っ込む」「ダンプカーがマンションに突っ込む」など、「詰める」よりも勢いがある様子に使用します。
「押し込むは」、物をすき間なく入れるという「つめる」と同じ意味がありますが、、無理に中へ入れる意味と、「荷物を会議室に押し込む」のように、無理やり中に入る意味があります。
「詰める」の使い方
「衣類を詰めた鞄が重たい」
「料理を弁当箱に詰める」
「積める」とは?
「積める」は(つめる)と読み、「積む」(つむ)の可能を表した言葉です。
「積む」は、物の上にさらに物を置く。
重ねるという意味ですので、物の上にさらに物を置くことができる。
重ねることができる。
という意味になります。
「積める」と似た言葉に「盛れる」(もれる)があります。
「盛れる」は「盛る」の可能を表しており、物を容器に入れて満たすことができる。
または、積んで高くすることができるという意味です。
盛れるというのが、自分の手でできる、ある程度小さな規模の積みを意味するのに対し、「積める」はレンガを高く積むと行ったような大きな規模の物をさす言葉です。
「積める」の使い方
「ブロックを積める大きなトラック」
「ベッドを積めたので、引っ越しの時大変便利な車だった」
「詰める」と「積める」の違い
「詰める」と「積める」の違いを説明します。
「詰める」は、ダンボールなど、容器に並べる。
規模が小さなものに使用する言葉。
「積める」は、容器等は関係なく、物の上に物を置く、規模が大きいものに使用する言葉という違いがあります。
また「積める」は「積む」の「可能」を表した言葉なので、「積むことができる」という状況で使用する違いがあります。
まとめ
この記事では、「詰める」と「積める」の違いを説明しました。
「詰める」ダンボールなど、容器に並べる。
規模が小さなものに使用する言葉。
「積める」容器等は関係なく、物の上に物を置く、規模が大きいものに使用する言葉。
という違いがあります。
2つの言葉の違いを知って日常生活で自分に近い表現をしましょう。