「用心」と「注意」の違いとは?分かりやすく解釈

「用心」と「注意」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「用心」「注意」の違いを分かりやすく説明していきます。

「用心」とは?

「用心」とは?

「用心」「ようじん」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「想定される悪いことが起きない様に気を付けること」という意味で、ある悪い結果にならない様に最初から気を付けることです。

2つ目は「失敗しない様に心を配ること」という意味で、やり損ねない様に慎重に行動することです。

3つ目は「万一の場合に備えて心構えをすること」という意味で、事故や災害、事件などあらゆる予想外のことが起きない様に警戒するくことです。

上記に共通するのは「心構えをする」という意味です。

「用心」の使い方

「用心」「想定される悪いことが起きない様に気を付けること」「失敗しない様に心を配ること」「万一の場合に備えて心構えをすること」という意味で使われます。

名詞として「用心する・した」「火の用心」などと使われたり、副詞として「用心して」と使われたりします。

基本的に、いつ起こると時期がはっきり分かっていない悪い事態に備えて、気を付けることに使われる言葉です。

「注意」とは?

「注意」とは?

「注意」「ちゅうい」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「あるものごとに気を付けること」という意味で、ある一つのものごとの成り行きをしっかりと見守ることです。

2つ目は「悪いことが起きない様に警戒すること」という意味で、ある悪いものごとが起きたり、巻き込まれたりしない様に気を付けて行動することです。

3つ目は「気を付ける様に周りの人が忠告すること」という意味で、相手の振る舞いに対して周囲の人が良くない事であると指摘することです。

4つ目は「心理学用語で、ある一つの対象を認知する為に、意識を集中させる心の動きのこと」という意味です。

上記に共通するのは「一つのことを気に掛ける」という意味です。

「注意」の使い方

「注意」は名詞として「注意する・した」と使われたり、形容詞として「注意の」と使われたり、副詞として「注意して」と使われたりします。

基本的に、目の前にあることや、ある一つのものごとに対して気を付けることに使われる言葉です。

「用心」と「注意」の違い

「用心」と「注意」の違い

「用心」「いつ起こると時期がはっきり分かっていない悪い事態に備えて、気を付けること」という意味です。

「注意」「目の前にあることや、ある一つのものごとに対して気を付けること」という意味です。

「用心」の例文

「用心」の例文

・『首元を暖めるなどして風邪を引かない様に用心する』
・『町内会で火の用心をすることになった』
・『この家はいつも鍵が開いていて不用心だ』
・『津波はまず来ないと思うが用心するにこしたことはない』

「注意」の例文

「注意」の例文

・『道路を横断する時にはよく注意して渡りなさい』
・『お互い健康に注意して元気でまた会おう』
・『よく注意して見れば違いがわかるはずだ』
・『仕事でミスが多くて先輩から注意される』

まとめ

まとめ

今回は「用心」「注意」について紹介しました。

「用心」「いつ起きるか分からないことに気を付ける」「注意」「ある一つのことに気を付ける」と覚えておきましょう。