「講義」と「講演」の違いとは?分かりやすく解釈

「講義」と「講演」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「講義」「講演」の違いを分かりやすく説明していきます。

「講義」とは?

「講義」とは?

学問の方法や成果などについて、その内容などを説き聞かせることを「講義」と言います。

「講義」の場合、ただ単に人前で話すだけのことではありません。

学説などを説明し教えるために話す行為が「講義」となります。

このような意味から大学の授業も「講義」と呼ばれています。

「講義」は、「レクチャー」「授業」「ゼミ」「演説」「講習」などといった言葉に言い換えることができます。

「講義」の使い方

「講義する」「講義を行う」「講義が始まる」「講義に出席する」など、様々な使い方がある「講義」

また、「講義」には、「集中講義」「講義中」「講義内容」といったような言葉もたくさんあります。

「講演」とは?

「講演」とは?

大勢の人に向かって、題目に従い話すことを「講演」と言います。

「講演」の場合、その内容を問うことはありません。

大勢の人の前に立ち、その人たちに向かってテーマに沿った内容を話せば、それは、「講演」です。

「講演」の場合、著名人やオリンピック選手など、自分の経験などを話す場合も少なくありません。

「講演」は、「演説」「談話」「講話」「スピーチ」「弁論」などといった言葉に言い換えることができます。

「講演」の使い方

「講演する」「講演を行う」「講演が始まる」「講演に出席する」など、様々な使い方がある「講演」

また、「講演」には、「講演会」「講演者」「講演料」「講演内容」「公開講演」といったような言葉もたくさんあります。

「講義」と「講演」の違い

「講義」と「講演」の違い

どちらも、人の前に立ち話をするという意味では同じ意味を持つ「講義」「講演」

しかし、その内容は少し異なります。

「講義」の場合、学問の方法や成果などについて、その内容などを説き聞かせること、となり、人々に説明し教えるものを意味します。

それに対し、「講演」は、大勢の人に向かって話をするといった意味のみとなるため、その内容を問うことはありません。

「講義」の例文

「講義」の例文

・『高額な授業料が発生する大学。そんな大学の講義1つ1つは、大切にするものです』
・『夏休みに集中講義を受け1つ単位を取ることができました』
・『やはり、オンライン講義ばかりでは対面の講義に比べ講義内容が頭に入りません』
・『私は、講義内容を吟味し、この学校を選びました』

「講演」の例文

「講演」の例文

・『近くの会館で、オリンピックのメダリストによる講演会が開催される』
・『有名芸能人に講演を依頼すると、講演料が高くて驚きました』
・『是非とも、先生に講演して頂きたくお願いに参りました』
・『何度行っても講演会は緊張します』

まとめ

まとめ

以上のような違いがある「講義」「講演」

「講演」の場合、「講演会」といった形で開催されますが、「講義」の場合、「講義会」とは言いません。

そのような違いも含め、的確に使い分けることが大切です。