この記事では、「砂糖」と「グラニュー糖」の違いを分かりやすく説明していきます。
「砂糖」とは?
「砂糖」(さとう)という言葉を知らない人はまずいないでしょう。
ほとんどの人が「砂糖」という言葉と、「砂糖」がどんな物であるかを知っています。
「砂」と「糖」から成り立っているこの言葉からも分かるように、「砂」のような小さな粒をした「糖」が「砂糖」です。
ちなみに「糖」とは甘くて水溶性の炭水化物になります。
英語で砂糖は「Sugar」ですが、この言葉の元になったのは、サンスクリット語の「sarukara/サルカラ」です。
紀元前1500-1500年ごろに北インドのベンガル地方でサトウキビが栽培されて、砂糖が作られていた記録が残っています。
しかし19世紀以前は「砂糖」は高級品で、なかなか一般人の口に入ることはありませんでしたが、現在では周囲を見回すと砂糖を使用した製品が溢れています。
「グラニュー糖」とは?
「グラニュー糖」という言葉は、お菓子作りが好きな方なら、レシピなどので目にしたことがあるはずです。
「グラニュー糖」はサトウキビやテンサイの液を精製したものから作られています。
サラサラとした結晶状で溶けやすくクセのない味から、紅茶やコーヒーにはこの「グラニュー糖」が好まれます。
また世界で一番消費されている砂糖が「グラニュー糖」ですが、日本に限ると「上白糖」の方が多く消費されています。
英語では「グラニュー糖」は「granulated sugar」と表記しますが、海外で「sugar」と言えば「グラニュー糖」を示すので、わざわざ「granulated sugar」と表現する必要はないでしょう。
「砂糖」と「グラニュー糖」の違い
「砂糖」と「グラニュー糖」の違いを、分かりやすく解説します。
「砂糖」と「グラニュー糖」の関係ですが、「砂糖」というカテゴリーの中に「グラニュー糖」があると考えるとわかりやすいと思います。
日本で使われている「砂糖」には、「グラニュー糖」以外に「上白糖」「三温糖」「甜菜糖」「粉砂糖」「氷砂糖」などがあります。
それぞれ特徴があり、料理のプロや味にこだわる人たちはこれらの「砂糖」を使い分けています。
例えば和食には味にコクがある「三温糖」を使うと美味しく仕上がるとされていますが、お菓子作りや飲み物には、味にクセのない「グラニュー糖」が適しているとされています。
まとめ
料理好きのでキッチンに数種類の砂糖を揃えている人もいるようです。
砂糖を使い分けることで食生活を豊かにするのは良いことです。
また疲れている時やストレスがある時には、甘いものを無性に食べたくなる人もいます。
このように、「砂糖」は毎日の生活には欠かせないものになっています。
しかし現代人は砂糖を摂取し過ぎているために、健康に問題を抱える人も増えています。
甘くて美味しい「砂糖」ですが、過剰摂取しないように上手に日々の生活に取り入れることが大切です。