この記事では、「寂しい」と「心細い」の違いを分かりやすく説明していきます。
「寂しい」とは?
「寂しい」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「寂しい」は「さみしい」「さびしい」と読みます。
「寂しい」は、「心が満たされず、物足りない気持ち」という意味があります。
どこか心が満たされず、物足りない気持ちである時、「寂しい」という言葉を使います。
また、そのような気持ちが表情に現れている場合は「寂しい表情」などと言います。
また、買い物に出かけたものの、所持金が少ない時、物足りない気持ちがあるため、「懐が寂しい」などと言います。
また、何も食べておらず、心が満たされず、物足りない時、「口が寂しい」などというフレーズを使います。
次に「寂しい」には「仲間や相手になる人がいなくて心細い」という意味があります。
例えば、結婚をしておらず、家に帰っても出迎えてくれる人がいない場合、「独身の身は寂しい」とか、「寂しい暮らしを送る」などと言うことがあります。
さらに「寂しい」には「人の気配がなく、ひっそりとしている様子」という意味があります。
「寂しい夜道」などという使い方をすることができます。
「心細い」とは?
「心細い」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「心細い」は「こころぼそい」と読みます。
「心細い」には、「頼るものがなくて不安な気持ち」という意味があります。
例えば、一人で親戚の家に行くときは両親がおらず、頼る存在がいないため、不安な気持ちになります。
このような場合は、「両親なしで親戚の家に行くのは心細い」などという文章を作ることができます。
また、隣の学校の生徒と喧嘩をすることになった時、喧嘩が強い友達が見つからない場合は、「番長なしで喧嘩をするのは心細い」などと言うことができます。
さらに、金銭面でも「心細い」という言葉を使うことができます。
例えば、給料日まで一週間もあるのに、貯金が1000円しかない場合は、「貯金が1000円しかなくて心細い」などと言うことができます。
「寂しい」と「心細い」の違い
「寂しい」と「心細い」の違いを、分かりやすく解説します。
似たような意味として「寂しい」には「仲間や相手になる人がいなくて心細い」という意味があります。
一方の「心細い」には、「頼るものがなくて不安な気持ち」という意味があります。
この場合「寂しい」には、「孤独」というニュアンスが含まれています。
一方の「心細い」には「誰かに助けてほしい」というニュアンスが含まれています。
このように、孤独が原因で、不安な気持ちになった時は、「寂しい」という言葉を使い、誰かの助けが欲しいのにない時に、不安な気持ちになった場合は「心細い」という言葉を使ってみましょう。
まとめ
「寂しい」と「心細い」の違いについて見てきました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。