洗濯機の「脱水」と「乾燥」の違いとは?分かりやすく解釈

「脱水」と「乾燥」の違い専門用語・業界用語

この記事では、洗濯機の「脱水」「乾燥」の違いを分かりやすく説明していきます。

洗濯機の「脱水」とは?

洗濯機の「脱水」とは?

洗濯機の「脱水」とは、洗濯機に備わっている機能のひとつで、洗濯用洗剤を含めた水で回転させ、洗濯物の汚れを落とした後、数回の水洗いとすすぎをし、最後の仕上げとして行われます。

「脱水」は、水分を多く含んだ洗濯物を、高速に回転させて回転時の遠心力によって水分を出来るだけ飛ばす機能を指します。

出来るだけ水分を無くすという機能のため、完全に乾かす事は不可能で、最終的には外に干ししたり、後述する「乾燥」という機能を使う事になります。

「脱水」の効果は、使用する洗濯機によって差があり、高級な洗濯機の方が当然機能性は高くなります。

基本的に、近年の洗濯機はボタンひとつで洗濯からすすぎ、「脱水」まで全て行われるように設定されているため、誰でも簡単に一連の動作が可能となっています。

洗濯機の「乾燥」とは?

洗濯機の「乾燥」とは?

洗濯機の「乾燥」とは、上述した「脱水」が行われた後、水分を少なからず含んでいる洗濯物を、完全に乾かす機能です。

洗濯物を洗濯機内で回転させて、温風や冷風を断続的にかけ続けることで洗濯物を着れる状態まで乾燥させます。

乾かす時間やどの程度乾かすかなどの設定は、乾燥機で行える事が多く、ある程度乾かした後に天気干しするなど、好みに設定する事が可能です。

当然、ある程度水分を無くしている事が前提となっている機能のため、前述した「脱水」をしたあとに使用する機能で、水浸しの状態の洗濯物を投入すると、洗濯機が故障する恐れもあるので注意が必要です。

洗濯機の「脱水」と「乾燥」の違い

洗濯機の「脱水」と「乾燥」の違い

洗濯機の「脱水」「乾燥」の大きな違いは、完全に水分を飛ばすかどうかという違いです。

「脱水」は、遠心力で出来るだけ水分を飛ばす機能で、「乾燥」は、「脱水」で残った水分を温風や冷風で蒸発させて水分を無くす事を目的としている機能です。

この事から「脱水」をした後に「乾燥」をする事が一般的で、「乾燥」の効果をよりたかめる事ができます。

洗濯機の「脱水」の例文

洗濯機の「脱水」の例文

・『私の家の洗濯機は、高級なものではないので、脱水をした後もかなり水分が残っている』
・『脱水をした後も、しっかりと干さなければ水分が含まれており着れない』

洗濯機の「乾燥」の例文

洗濯機の「乾燥」の例文

・『脱水をせずに乾燥しようとしたら、洗濯機がエラーを起こした』
・『すぐにこの服を着たいので、完全に乾燥させることにした』

まとめ

まとめ

洗濯機の「脱水」「乾燥」は、ともに洗濯機の機能のひとつです。

「脱水」とは、洗濯機を高速で回転させて遠心力で水分を飛ばす機能を指し、完全に水分を飛ばす事は不可能で、その後に「乾燥」の機能を使って乾かすか、外や部屋の中で干して完全に乾かす必要があります。

「乾燥」とは、洗濯物に温風や冷風を継続的にかけ続ける事によって、洗濯物に残っていた水分を完全になくす事を目的とした機能です。

最近の洗濯機は高機能なものも多く、細やかな設定が可能となっています。