この記事では、「幸福」と「満足」の違いを分かりやすく説明していきます。
「幸福」とは?
「幸福」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「幸福」は「こうふく」と読みます。
「幸福」は「満ち足りていること。
不平や不満がなくて楽しいこと。
またその様子」という意味があります。
人が生きているときに、「満ち足りていて、楽しいな」と感じたとき、「幸福」という言葉を使うことができます。
また、そのような人生を「幸福な人生」と呼ぶことができます。
一方で、自分の人生に不平や不満が多い時、また楽しいと感じられない場合は、「幸福ではない」と言うことができます。
さらに、不平不満がない楽しい状態を手に入れようと願うとき、「幸福になりたい」などと言います。
童話の最後に、王子とお姫様が、満ち足りた暮らし、不平不満のない楽しい暮らしを送りそうだというエンディングがあります。
このようなエンディングでは、「王子とお姫様は、幸福に暮らしました」などと締めくくられます。
「満足」とは?
「満足」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「満足」は「まんぞく」と読みます。
「満足」は「心にかなって、不平不満のないこと。
心が満ち足りている様子」という意味があります。
例えば、新生活を始めたとき、住んでいる家や、街の様子、人間関係などが願い通りで、特に不平不満がない場合は、「新生活に満足している」と言うことができます。
次に「満足」には「十分であること。
申し分のない様子」という意味があります。
例えば、質問をしたときに、十分で申し訳ない返事が返ってきたとき、「満足な答えをいただいた」などと言えるでしょう。
また、主婦が料理を作った時、夫がその料理に対して、十分な水準に達していないと感じた場合、「満足に料理も作れない」と怒り出すかもしれません。
「幸福」と「満足」の違い
「幸福」と「満足」の違いを、分かりやすく解説します。
「幸福」は「満ち足りていること。
不平や不満がなくて楽しいこと。
またその様子」という意味があります。
一方「満足」は「心にかなって、不平不満のないこと。
心が満ち足りている様子」という意味があります。
このように「満ち足りている。
不平不満がない」という点で、「幸福」と「満足」は、共通しています。
ただし「幸福」には「楽しい」という意味が含まれています。
例えば、何不自由のない暮らしをしている人が、「満足な生活だ」と言うのに対して、何不自由のない暮らしをしている人が、さらに楽しいと感じている場合は、「幸福な生活だ」というのではないでしょうか。
このように、「幸福」と「満足」はとても似た意味のある言葉ですが、「幸福」には「楽しさ」が含まれているという違いがあります。
まとめ
「幸福」と「満足」の違いについて見てきました。
不平不満がなく満ち足りているときは「満足」を、加えて楽しい場合は「幸福」という言葉を使ってみましょう。