「至上」と「至高」の違いとは?分かりやすく解釈

「至上」と「至高」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「至上」「至高」の違いを分かりやすく説明していきます。

「至上」とは?

「至上」とは?

「至上」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「至上」「しじょう」と読みます。

「至上」「この上もないこと。

その様子。

最上」
という意味があります。

これ以上ないくらいの物事に対して、「至上」という言葉を使います。

例えば、人生を生きている時、誰かを好きになること以上に素晴らしいことはないと感じた場合は、「恋愛は至上だ」などと言うことができます。

また、すべての人間の行いの中で、芸術を作ることが最上のことだと感じた場合は、「芸術至上主義」などと言うことができます。

さらに、ビジネスシーンでも、「至上」という言葉を使うことがあります。

社長や取締役から下された、「絶対に服従しなければならない命令」「至上命令」と言います。

「至上命令に逆らったら、この会社にはいられない」などという文章を作ることができます。

「至高」とは?

「至高」とは?

「至高」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「至高」「しこう」と読みます。

「至高」「この上なく高く、優れていること。

最高」
という意味があります。

例えば、カレーライスを作った時、この上なく美味しく、これ以上美味しいカレーは作れないと感じた場合は「至高のカレーライス」と言うことができます。

食品メーカーが、自社製品を売り出すときなどに、「至高のハンバーグ」「至高のおやつ」などと宣伝することがあります。

また、自分が付き合っている女性が、世界の女性の中でもこれ以上ないくらい素敵だと感じた場合は、「至高の女性と付き合っている」などと、のろけることができるかもしれません。

素晴らしい芸術作品を観て、これ以上ないくらい素晴らしいと感じたときも、「至高の芸術に触れた」などと言うことができます。

「至上」と「至高」の違い

「至上」と「至高」の違い

「至上」「至高」の違いを、分かりやすく解説します。

「至上」「この上もないこと。

その様子。

最上」
という意味があります。

「至高」「この上なく高く、優れていること。

最高」
という意味があります。

どちらも、これ以上ないくらい優れていることを指す言葉になります。

ただし、「至高」という言葉は、「至高のハンバーガー」「至高の牛丼」などというように、一般的に目にするものに対して使うことが多い言葉なのに対して、「至上」という言葉は、ハンバーガーや、牛丼などの身近な対象に対しては、あまり使われない言葉になります。

「至上の栄光」「至上の喜び」「至上の愛」などというように、どちらかと言えば、高尚で、抽象的な考えなどに対して使われる傾向があります。

まとめ

まとめ

「至上」「至高」の違いについて見てきました。

「至上」は高尚な表現に使われることが多く、「至高」は身近なものに対して使われることがある言葉という違いがありました。

2つの言葉の違いを知り、使い分けができるようになりそうです。