この記事では、「スコットランド」と「アイルランド」の違いを分かりやすく説明していきます。
「スコットランド」とは?
英国を構成する地域の一つです。
英国の北部に位置しており、シェトランド諸島やオークニー諸島など各島も含み、英国の約3分の1を占めています。
東側は北海、北西側は大西洋、南西側はノース海峡およびアイリッシュ海に接しています。
高緯度に位置する地域ですが、冬の寒さはそれほど厳しくなく、冬の平均気温は2~6℃ていどです。
偏西風の影響で比較的温かな気候となっています。
しかし、氷点下20℃の記録を出したことがあります。
そのため、住宅は寒さ対策をしたものとなっています。
英国というと暖炉を思い浮かべるかもしれませんが、手入れが大変なこともあり、近年は暖炉があっても使用していない家庭が少なくありません。
民族衣装はタータンやキルトです。
食べものはイングランドやヨーロッパ大陸の影響を受けている点がありますが、この地域独特のものも見られます。
自然の恵みを生かした野菜、魚、乳製品の料理が特徴です。
ポリッジ、キッパー、トライフル、クランペットといった料理があります。
スポーツでは、ゴルフとカーリングの発祥の地とされています。
「スコットランド」の使い方
英国の北部に位置する地域を指して使用する言葉です。
「アイルランド」とは?
「アイルランド」という場合、2つの意味があります。
ひとつは、英国本土の西にある、共和制国家であるアイルランドと英国領の北アイルランドからなる島です。
もうひとつは、アイルランド島の大部分を占める共和制国家です。
ここでは、共和制国家の「アイルランド」について解説をします。
この国は1922年にアイルランド自由国として誕生しました。
1949年に正式に共和国と宣言をします。
首都はダブリンです。
北アイルランドと接していますが、スポーツや宗教は区別せずに取り組まれています。
たとえば、ラグビーは合同で行われており、カトリック教会、メソジスト教会、アイルランド聖公会などは分離に関係なく組織されています。
食べものは、主食はじゃがいもとパン、肉は羊肉と牛肉がよく食べられています。
海に囲まれているため、タラやサケなどの魚もよく食べられています。
「アイルランド」の使い方
英国の西にある島、共和制国家を指して使用する言葉です。
「スコットランド」と「アイルランド」の違い
「スコットランド」は英国に属しており、「アイルランド」の北部の地域である北アイルランドも英国に属しています。
南部は共和制国家です。
「スコットランド」の例文
・『スコットランドを訪れる』
・『スコットランドを観光する』
「アイルランド」の例文
・『アイルランドを旅する』
・『飛行機にのってアイルランドを目指す』
まとめ
「アイルランド」という島の北部は英国に属しており、「スコットランド」も英国に属しています。
しかし、「アイルランド」の南部は英国に属さない共和制国家です。