「フェルトペン」と「サインペン」の違いとは?分かりやすく解釈

「フェルトペン」と「サインペン」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「フェルトペン」「サインペン」の違いを分かりやすく説明していきます。

「フェルトペン」とは?

「フェルトペン」とは?

油性または水性の液を容器の中に入れ、その先にフェルトを芯として取りつけた筆記用具のことです。

フェルトとは、羊毛など動物の毛に蒸気・熱・圧力を加えて布状にしたものです。

弾力性に富んでいる特徴があります。

ペン先の他に、帽子、ぬいぐるみ、靴、敷物などにも使用されます。

「フェルトペン」の容器の先に取り付けられたフェルトには、毛細管現象によって容器内部の液がしみこんできます。

液を含んだフェルトを紙などの上に当てると文字を書くことができます。

フェルトの太さによって、書ける文字の太さが異なります。

細いものでは0. 4mm、太いものでは1. 5mmほどあります。

「マジックインキ」は油性のマーキングペンの一種で、寺西化学工業株式会社が販売しているものです。

商品名で商標登録されています。

これも「フェルトペン」の一種です。

ガラス、プラスチック、布、金属など、さまざまなものに書くことができます。

「フェルトペン」の使い方

油性または水性の液が入っている容器の先に、フェルトの芯を取り付けた筆記用具を指して使用する言葉です。

「サインペン」とは?

「サインペン」とは?

ぺんてる株式会社が1963年に発売を開始した筆記用具のことです。

水性の液が入れられた容器の先に、アクリル繊維を固めた芯を取り付けています。

1960年代ころは、油性の液を使用したペンが一般的でした。

しかし、油性の液ではにじんでしまい、細い字をうまく書くことができません。

はがきなどに書くときには向いていなかったのです。

そこで、水性の液を使用したペンが開発されました。

ペンの内部には中綿が入れられており、中綿にしみこんだ液が少しずつペン先にしみ出していきます。

液の色は黒、桃色、青、黄色、緑、空色などさまざまあります。

「サインペン」の使い方

ぺんてる株式会社が発売をした、水性の液が入った容器の先にアクリル繊維を固めた芯が取り付けられている筆記具を指して使用されていたのですが、現在は一般名称として使用されています。

「フェルトペン」と「サインペン」の違い

「フェルトペン」と「サインペン」の違い

どちらも筆記具ですが、使用している液の性質と芯が違います。

「フェルトペン」の液は油性または水性、芯はフェルトです。

「サインペン」の液は水性、芯はアクリル繊維です。

「フェルトペン」の例文

「フェルトペン」の例文

・『フェルトペンで文字を書く』
・『フェルトペンのインクがなくなってしまった』
・『フェルトペンを2本買った』
・『持ち物にフェルトペンで名前を書く』

「サインペン」の例文

「サインペン」の例文

・『いろいろな色のサインペンを持っている』
・『サインペンを使って絵を描く』
・『サインペンで書いても紙の裏ににじんでいない』
・『新しいサインペンを買う』

まとめ

まとめ

2つの言葉は筆記具を指していますが、使用している液の性質や容器に取り付けられている芯に違いがあります。