「鍬」と「鋤」の違いとは?分かりやすく解釈

「鍬」と「鋤」の違い言葉・カタカナ語・言語

農具には、色々な種類があります。

この記事では、「鍬」「鋤」の違いを分かりやすく説明していきます。

違いを知って、生活に役立てていきましょう。

「鍬」とは?

「鍬」とは?

鍬(くわ)とは、土を掘り起こすための道具。

雑草を取りのぞき、畑の土を耕すときに用いる農工具です。

昔ながらのお宅に行くと必ずひとつは見かける、ガーデニング用品です。

鍬は持ち手となる柄の先に、鋭い刃がついています。

刃の大きさや形によって、種類も少しずつ変わっています。

1番ポピュラーなものは、刃が四角い平鍬です。

安定感があるので、1度に多くの土を掘り起こせます。

また刃が平らなので、畝をつくるときにも便利です。

そして刃がゆるやかになっているものは唐鍬。

平鍬よりも刃先が分厚いので、小石のある畑を耕すときに向いています。

このほかにも刃先がフォークのように分かれた、備中鍬もあります。

鍬は長く使っているうちに、刃がよれたり欠けたりすることもあります。

刃先にさび止めの油などを塗っておき、小まめにメンテナンスをおこなうと良い状態のまま使い続けられます。

「鋤」とは?

「鋤」とは?

鋤(すき)とは、土を耕すための道具。

シャベルに似た形状をしているので、少ない力で深く土を耕していけます。

家庭菜園でも人気が高まっている、注目の農具です。

鋤は長い持ち手の先に、金属の刃がついています。

四角くて平らな刃になっているので、スコップのようにつかえます。

土と肥料をコンテナで混ぜたり、畝切りをおこなったり、ツルや枝をかき分けたりするなど、多彩な使い方ができます。

最近では柄も刃もスチールでできた、扱いやすいタイプも登場しています。

サビに強く軽量なので、自宅のガーデニングでも大活躍してくれます。

便利な鋤ですが、使っているうちに刃が劣化することもあります。

乾いた布で刃先を小まめに拭いておき、日陰に干しておくと良い状態をキープできます。

「鍬」と「鋤」の違い

「鍬」と「鋤」の違い

「鍬」「鋤」は漢字もよく似ているので、間違えやすいです。

「鍬」「鋤」の違いを、分かりやすく解説します。

・種類が多いのは「鍬」
「鍬」は刃が四角いもの、フォークのように先が割れているものなど、色々なデザインがあります。

一方で「鋤」はスコップのように刃が四角いものが多く、色々なデザインがある訳ではありません。

繊細な作業をおこないたい時は鍬。

ダイナミックな作業をしたい時は鋤を選ぶなど、用途によって使い分けることもおすすめです。

どちらも持っていると、色々な作業がおこなえて重宝します。

まとめ

まとめ

「鍬」「鋤」の違いを分かりやすくお伝えしました。

ガーデニングや家庭菜園でも使える、人気の農具です。

鍬は土をならしたり雑草を取ったり、色々な雑用をおこなえる便利な道具です。

対して鋤は土を深く掘ったり小石を寄せたり、力仕事をおこないたいときに用います。

適度にメンテナンスをおこないながら、楽しく農作業を進めていきましょう。