この記事では、「食えないやつ」と「ずるいやつ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「食えないやつ」とは?
「食えないやつ」の意味と使い方について紹介します。
意味
「食えないやつ」は「くえないやつ」と読み、「ずるがしこくて油断できない人」という意味です。
使い方
「食えないやつ」は、人の性格や態度を表す時に使います。
何を考えているか分らず、うっかり気を許すと都合よく利用されてしまいそうで、油断のならない人を表します。
「食えない」は、「煮ても焼いても食えない」という慣用句を省略した表現です。
「煮ても焼いてもまずくて食べられない」という意味が転じて、「どの様に扱っても思う様にならない人」になり、更に「何を考えているか分らず扱いにくい人」「ずるがしこくて油断できない人」という意味で使われる様になりました。
相手に対して嫌悪を表すこともありますが、癖のある性格の人に対して親しみを込めて使う場合もあります。
「ずるいやつ」とは?
「ずるいやつ」の意味と使い方について紹介します。
意味
「ずるいやつ」は、「自分だけ利益を得ようとして、抜け目なく振る舞う人」「悪知恵が働く人」という意味です。
使い方
「ずるいやつ」は、計算高く、常に損得勘定を考えて行動する人に対して使います。
また、面倒な問題が起きると何かと理由を付けて関わらない様にしたり、時には言葉巧みに責任逃れをすることもあります。
人当たりは良いのですが、平気で人を裏切ることをする性格で、この言葉だけで人から嫌われていることを表します。
「食えないやつ」と「ずるいやつ」の違い!
「食えないやつ」は、「何を考えているのか分からず扱いにくい人」「ずるがしこくて油断できない人」のことです。
「ずるいやつ」は、「自分だけ利益を得ようとする人」「悪知恵が働く人」のことです。
まとめ
「食えないやつ」と「ずるいやつ」は、親しみの意味でも使われるか、嫌われているだけかという違いがあります。
「食えないやつ」は友達にも使うことがありますので、悪い意味だけで捉えない様にしましょう。