「模索」と「探索」の違いとは?分かりやすく解釈

「模索」と「探索」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「模索」「探索」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「模索」とは?

「模索」とは?

「模索」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「模索」「もさく」と読みます。

「模索」「手探りで探し求めること」という意味があります。

何かを始める時に、これといった答えがないままに、始めてみることを「模索」と言います。

例えば、会社員をしている人が、いきなり飲食店を始めることになるとしたら、専門的に飲食店について学んでいないため、手探りになるでしょう。

自分なりに試行錯誤しながら飲食店経営に乗り出すとき、「模索しながら飲食店を経営する」などと言うことができます。

また「模索」を使った言葉に、「暗中模索(あんちゅうもさく)」があります。

「暗中模索」には、「暗闇の中で、手探りで、あれこれと探し求めること」という意味があります。

また「手がかりのないままいろいろなことを試みること」を意味します。

単純に「模索」というよりも、「本当にまるで分らないままに探し求める」というニュアンスがある四文字熟語になります。

「探索」とは?

「探索」とは?

「探索」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「探索」「たんさく」と読みます。

「探索」「未知の事柄などを、探り調べること」という意味があります。

例えば、人間の手が及んでいない、深海について探り調べる時、「深海を探索する」などと言います。

また、古代の出来事について、書物や遺跡を頼りに、探り調べる様子を、「古代史について探索する」などと言います。

次に「探索」には、「罪人の行方や罪状などを調べること」という意味があります。

例えば、刑務所から逃げ出した脱走犯の行方を調べる時、「脱走犯を探索する」などと言います。

また、殺人事件が起こった時背後にある謎を調べる場合は、「事件の謎を探索する」などといいます。

「模索」と「探索」の違い

「模索」と「探索」の違い

「模索」「探索」の違いを、分かりやすく解説します。

「模索」「手探りで探し求めること」という意味があります。

一方で、「探索」「未知の事柄などを、探り調べること」という意味があります。

このように「模索」「探索」も、何かを探すことを意味する言葉になります。

ただし、「模索」は対象に対しての情報が少なく手探りなのに対して、「探索」は、そのような縛りがないという違いがあります。

確かな仮説などがあり、探り調べる場合でも「探索」と呼ぶことができます。

探したり調べる対象に対して、ある程度の手がかりや見込みがあり始めるのが「探索」で、まだそのようなものがない状態が「模索」という違いがあると考えることができます。

まとめ

まとめ

「模索」「探索」の違いについて見てきました。

2つの言葉には、明確な意味の違いがありました。

2つの言葉の意味の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。