この記事では、「ブルーリボン賞」と「日本アカデミー賞」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ブルーリボン賞」とは?
「ブルーリボン賞」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「v」は「」と読みます。
「ブルーリボン賞」は、日本の映画賞の一つで、1950年から始まっている歴史の深い映画賞になります。
当初は「東京映画記者会賞」という名称でスタートし、現在も、記者によってえらばれる賞になっています。
東京のスポーツ誌である、スポーツ報知やデイリースポーツ、サンケイスポーツや東京中日スポーツ、東京スポーツ、スポーツニッポン、に関スポーツに所属する映画担当記者が「東京映画記者会」を作り、受賞作品や個人賞を選んでいます。
毎年1月に発表されて、2月に授賞式が開催されています。
この映画賞が始まった当初、受賞者への商品がなく、賞状を青色のリボンで結んで渡していたことから、「ブルーリボン賞」と呼ばれるようになりました。
「ブルーリボン」の「ブルー」は「青空」で、青空の下で取材する記者をイメージしています。
受賞者には、受賞者名が入ったモンブランの万年筆が贈られています。
「日本アカデミー賞」とは?
「日本アカデミー賞」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「日本アカデミー賞」は、日本の映画賞のひとつで、「日本アカデミー賞協会」によって、贈呈される賞になります。
アメリカの「アカデミー賞」を主宰している「映画芸術科学アカデミー」から正式に許諾を得ているため、「アカデミー賞」を名乗っています。
1978年から毎年開催されています。
目的は、映画産業の発展と振興のため、また映画関係者の親睦を深めるための機会を作るためとなっています。
日本の映画界で、最高の権威を持つ賞が、「日本アカデミー賞」とされています。
日本映画の製作に従事する映画人たちが、会員となり、会員の投票によって賞が決まるという、映画人が映画人のために贈る映画賞となっています。
現在日本アカデミー賞協会の会員数は、4000人前後とされています。
「ブルーリボン賞」と「日本アカデミー賞」の違い
「ブルーリボン賞」と「日本アカデミー賞」の違いを、分かりやすく解説します。
「ブルーリボン賞」も「日本アカデミー賞」も、日本の映画賞であることが分かりました。
ただし、「ブルーリボン賞」は、東京のスポーツ誌の映画担当記者が選ぶ賞なのに対して、「日本アカデミー賞」は、映画人が会員となっている、日本アカデミー賞協会員が選ぶ賞という違いがあります。
このように、記者の目で選ばれる賞が「ブルーリボン賞」で、映画人の目で選ばれる賞が「日本アカデミー賞」という違いがあることが分かりました。
まとめ
「ブルーリボン賞」と「日本アカデミー賞」の違いについて見てきました。
2つの賞の違いを知ることで、「ブルーリボン賞」と「日本アカデミー賞」の受賞作の違いを楽しむことができるようになるかもしれません。