「在住」と「在中」の違いとは?分かりやすく解釈

「在住」と「在中」の違いとは?言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「在住」「在中」の違いを分かりやすく説明していきます。

「在住」とは?

「在住」とは?

「在住」とはそこに現在の時点で住んでいるという意味の言葉です。

日本「在住」のように国や地域に付けて使うこともありますが、具体的な都道府県の何市何町何番地と言った住所につけて、今住んでいる住所を示すことにも使われます。

住んでいるという意味なので、当然人がその中で生活しているということを指していて、物がそこに置いてあるという事を「在住」とは言いません。

またあくまでもそこに生活拠点があるというだけで、今現在の時点でそこにいる訳でもなく、家から外に出た先で、どこに住んでいるかを聞かれて、自宅の住所に「在住」していると言うこともあります。

国単位や都道府県、市町村などどこまで範囲を限定するかに関わらず、そこに今住んでいるという意味の言葉が「在住」です。

「在中」とは?

「在中」とは?

「在中」とはその中に何かが入っているということを表す言葉です。

手紙を入れる封筒に手紙以外の何かが入っていると伝えるため、申込書であれば申込書「在中」と封筒の表に書いて使われます。

手紙と一緒に書類が入っている場合が多いですが、「在中」と書くのは書類だけに限らず、封筒に入るような物で宅配のような配送を利用するほどではない物体を送る場合にも、「在中」と書いて封筒で手紙と送られてくる事もあるでしょう。

また「在中」とわざわざ書かれている場合、入っているものは何かの契約に必要な書類であったり、なんらかの申請に必要な申込書、なんらかの重要性がある物品など、見落としたり紛失すると問題がある大事なものです。

様々な手紙や封筒が送られてくる中で、そう言った重要性の高いものを見落とさないための注意として、「在中」という言葉が書かれています。

「在住」と「在中」の違い

「在住」と「在中」の違い

「在住」「在中」の違いを、分かりやすく解説します。

「在住」とは地域や住所に付けてそこに人が住んでいるという意味の言葉で、「在中」は物の名称に付けて封筒などの入れ物の中にそれが入っているということを意味する言葉です。

「在住」は人に関係する言葉であり、「在中」は物に関する言葉なので、そこに物があるという意味で「在住」と言うことはありませんし、家の中に人がいるという意味で「在中」と言うこともありません。

あくまでも「在住」は人、「在中」は物だけです。

また「在住」は対象となる人がその住所に住んでいると言うだけで、その住所にリアルタイムで存在しているとは限りません。

ですが「在中」は、その入れ物の中に対象となっている物がリアルタイムで入っているという事を伝える言葉です。

まとめ

まとめ

「在住」は住所のことで、その住所の中に今現在いるなら「在中」だと勘違いされる事も多いですが、実際には全く関係ない別の言葉です。

「在住」は物ではない人がそこに住んでいること、「在中」は人ではなく物がその中に入っていることと、違いをしっかりと覚えて使い分けましょう。