この記事では、「凄い」と「偉い」の違いを分かりやすく説明していきます。
「凄い」とは?
「凄い」は「すごい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ぞっとするほど恐ろしい様子」という意味で、見た目や雰囲気が、思わず寒気がして身体がこわばるほど恐ろしい様子のことです。
2つ目は「恐怖を感じる程優れている様子」という意味で、見た目や雰囲気が、人並み外れていて恐怖を感じる程素晴らしい様子のことです。
3つ目は「驚くほど程度がはなはだしい」という意味で、びっくりするほど度合いが大きい様子のことです。
上記に共通するのは「感覚を刺激される度合いの大きさ」という意味です。
「凄い」の使い方
「凄い」は「ぞっとするほど恐ろしい様子」「恐怖を感じる程優れている様子」「驚くほど程度がはなはだしい」という意味で使われます。
形容詞として使われたり、副詞として「凄く流行っている店」などと使われたり、名詞として「生の凄さを伝える」などと使われたりします。
基本的に、見た目や雰囲気が、感覚を刺激するほど度合いが大きい様子に使われる言葉です。
「偉い」とは?
「偉い」は「えらい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「社会的に地位や身分などが高い」という意味で、会社でも上の立場にいる人や政治家などのことです。
2つ目は「人として立派なこと」という意味で、人として徳があり、行いが優れていることです。
3つ目は「程度がはなはだしい」という意味で、感覚的に並外れた程度であることです。
4つ目は「想定外に困ったことが起きること」という意味で、まさかそこまで困る羽目になるとは思っていない様子のことです。
5つ目は「辛くて苦しいこと」という意味で、身体の調子が悪いことを遠回しに表す言葉です。
上記に共通するのは「普通よりも程度が高い」という意味です。
「偉い」の使い方
「偉い」は「社会的に地位や身分などが高い」「人として立派なこと」「程度がはなはだしい」「想定外に困ったことが起きること」「辛くて苦しいこと」という意味で使われます。
形容詞として使われたり、副詞として「偉くなって友達を見返す」などと使われたり、名詞として「偉さを感じさせない」などと使われたりします。
基本的に、良い・悪いに関わらず、普通よりも程度が高い様子に使われる言葉です。
「凄い」と「偉い」の違い
「凄い」は「見た目や雰囲気が、感覚を刺激するほど度合いが大きい様子」という意味です。
「偉い」は「良い・悪いに関わらず、普通よりも程度が高い様子」という意味です。
「凄い」の例文
・『自分の彼氏の話をしたら、彼女に凄い目で睨みつけられた』
・『コンサート会場で凄い人気でびっくりした』
・『日本チームは凄いプレーの連続だった』
・『彼女の部屋は凄い散らかりようだ』
「偉い」の例文
・『彼は会社では社長よりも偉い立場だそうだ』
・『大きくなったら偉い人になって戦争をやめさせる』
・『電車が遅れて偉い混雑ぶりだった』
・『雪で車が立ち往生して偉い目にあった』
まとめ
今回は「凄い」と「偉い」について紹介しました。
「凄い」は「感覚を刺激する度合いの大きさ」、「偉い」は「度合いの高いこと」と覚えておきましょう。