この記事では、「チェンバロ」と「ピアノ」の違いを分かりやすく説明していきます。
人気の楽器の魅力に触れていきましょう。
「チェンバロ」とは?
チェンバロとは、昔からある鍵盤楽器のこと。
バッハなど名だたる作曲家に愛された、往年の楽器です。
ヴィンテージピアノと呼ばれています。
チェンバロには、イギリスモデル、フランスモデル、イタリアモデルがあります。
また鍵盤が2段に分かれているタイプもあり、装飾やデコレーションの美しさで知られています。
弦をはじいて音を奏でていくので、その音色はとても繊細です。
心の琴線に触れるような、細やかで美しいメロディを奏でてくれます。
チェンバロは14世紀に生まれ、多くのファンの心をつかんできました。
フランスのマリーアントワネット王女やモーツァルトも、物心ついた頃からチェンバロを演奏していたようです。
小鳥のさえずりのような、美しい音色は何百年経った今でも愛されています。
「ピアノ」とは?
ピアノは18世紀に生まれた、おなじみの鍵盤楽器です。
イタリアの職人さんが試しに作ってみたものが始まりで、その後ヨーロッパの各地に広まるようになりました。
ピアノには、コンサートホールで見かけるグランドピアノ、コンパクトなアップライトピアノなどがあります。
黒と白、モノトーンで仕上げられたピアノは、無駄なものがなく都会的です。
弦がとても長いので、遠くまで響くようなハリのある音を出せます。
小さな音から大きな音までを自由に出せ、軽快な演奏を楽しめます。
誰でも気軽に弾けるピアノは、多くの偉人のハートも掴んできました。
科学の天才といわれるアインシュタインも、幼い頃から母にピアノを習っていたそうです。
多様な音域を出せるピアノは、聞いても弾いても魅力的な楽器です。
「チェンバロ」と「ピアノ」の違い
どちらも見た目はとても良く似ています。
「チェンバロ」と「ピアノ」の違いを、分かりやすく解説します。
・チェンバロの進化がピアノ
チェンバロは14世紀に生まれたもの。
そしてピアノは18世紀に誕生した楽器です。
チェンバロはオルガンに似た、やや古典的な造りをしています。
そしてピアノは、白黒がメインの現代的なデザインです。
チェンバロは日本の琴を弾くように、弦をはじいて音を出していきます。
そのためとても繊細で、可憐な音が出ます。
対してピアノはハンマーと呼ばれる部品が弦をはじいて、メロディを奏でていきます。
空気がブルブルと振動するので、チェンバロに比べて大きくてリズミカルな音が出ます。
またピアノには、チェンバロには無い「ペダル」もあります。
まとめ
「チェンバロ」と「ピアノ」の違いを分かりやすくお伝えしました。
どちらも人気のある鍵盤楽器です。
チェンバロはピアノのご先祖様といわれる、昔ながらの楽器です。
そしてチェンバロを、都会的に進化させたものがピアノです。
それぞれの魅力を知って、音楽のある暮らしを楽しんでいきましょう。