この記事では、「ちょうど」と「ぴったり」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ちょうど」とは?
「ちょうど」は「丁度」と書き、意味は以下の通りです。
1つ目は「ある基準に対して過不足なく当てはまること」という意味で、ある基準より多くもなく、少なくもなく、すっかり一致することです。
2つ目は「あるものごとが目的や期待に適切に見合うこと」という意味で、自分が意図する結果にうまく合う様子ことです。
3つ目は「あるものごとが、正にその時行われている様子」という意味で、正に何かをしている時に別のものごとが生じることです。
4つ目は「ある状態がそのまま他のものごとにたとえられる様子」という意味で、まるで他のものごとに思えることです。
5つ目は「お酒などの分量が十分にあること」という意味で、分量が行き渡る程多くある様子のことです。
上記に共通するのは「一致する」という意味です。
「ちょうど」の使い方
「ちょうど」は「ある基準に対して過不足なく当てはまること」「あるものごとが目的や期待に適切に見合うこと」「あるものごとが、正にその時行われている様子」「ある状態がそのまま他のものごとにたとえられる様子」「お酒などの分量が十分にあること」という意味で使われます。
名詞・形容動詞として「ちょうどだ・である」「ちょうど良い」「ちょうど始まった」などと使われます。
基本的に、ある基準に対して過不足なく一致することや、正にその状態である様子に使われる言葉です。
「ぴったり」とは?
「ぴったり」の意味は以下の通りです。
1つ目は「隙間なく密着している様子」という意味で、ある物にくっついて固定されていることです。
2つ目は「急に、完全に止まる様子」という意味で、それまで動いていたものが、急に、しかも完全に動きを止めることです。
3つ目は「少しの狂いもなく合致する様子」という意味で、ほんの少しの誤差もなく一致することです。
4つ目は「いかにも見合っている様子」という意味で、ある物に対してふさわしい様子のことです。
上記に共通するのは「くっついて止まる」という意味です。
「ぴったり」の使い方
「ぴったり」は「隙間なく密着している様子」「急に、完全に止まる様子」「少しの狂いもなく合致する様子」「いかにも見合っている様子」という意味で使われます。
名詞・形容動詞として「ぴったりだ・である」「ぴったり合う」「ぴったり止まる」などと使われます。
基本的に、何かに対して完全にくっついて止まる様子に使われる言葉です。
「ちょうど」と「ぴったり」の違い
「ちょうど」は「ある基準に対して過不足なく一致すること」「正にその状態である様子」という意味です。
「ぴったり」は「何かに対して完全にくっついて止まる様子」という意味です。
「ちょうど」の例文
・『ニューヨークは今ちょうど真夜中だ』
・『ちょうどDVDを見ようとしていたところだ』
・『このフタがちょうどよくあてはまる』
・『9時ちょうどに会社に入る』
「ぴったり」の例文
・『ぴったりとくっついてあおり運転された』
・『赤ちゃんがぴったり泣き止んだ』
・『子供の足が線上でぴったり止まった』
・『今の気持ちにぴったりな言葉が浮かばない』
まとめ
今回は「ちょうど」と「ぴったり」について紹介しました。
「ちょうど」は「一致する」、「ぴったり」は「くっついて止まる」と覚えておきましょう。