「極度」と「極端」の違いとは?分かりやすく解釈

「極度」と「極端」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「極度」「極端」の違いを分かりやすく説明していきます。

「極度」とは?

「極度」とは?

「極度」とは、程度がそれ以上ないという意味の言葉です。

「極度に張り詰めた空気の中~」と使うと、それ以上ないほど張り詰めているような状況だという意味になり、「極度な値引きの要求があって困っている」とした時には、それ以上できないと思われるほどの値引きの要求を受けたという表現になります。

度がいき過ぎていることだと考えると分かりやすく、「極度な天候」と使うと、暴風雨や40度を超えるような暑さのことだと解釈することができます。

「極端」とは?

「極端」とは?

「極端」は、程度に一方的なかなりの偏りがあることの表現になります。

「極端な話では、もう解散するしかない」のように使われると、一番悪い方に傾いた場合には、もう解散しかないと言っていることになり、「極端に考え過ぎた」と言えば、どこかの方向かに偏り過ぎている考え方をしていることが表現されます。

よって、「極度」と近い意味になりますが、使い方が異なる言葉で、「極度の緊張」と普通に使いますが、「極端な緊張」とはあまり言いません。

「極端」は、いい意味で使われることは少なく、そちらに傾き過ぎだという解釈になります。

「極度」と「極端」の違い

「極度」と「極端」の違い

「極度」「極端」の違いを、分かりやすく解説します。

「極度」は、何かしらの程度がそれ以上ないほどという意味なので、必ずしもそれが悪いという訳でもありません。

それほどの程度だと表現したい時に用いられ、「極端」となると、そちらに行き過ぎているという解釈になり、ニュアンスが少々異なります。

「極端」は、物の考え方や伝え方などの少なくとも方向が2つ以上ある対象において、どこかの方向に偏り過ぎだと使う為の言葉で、「極度」の方は、程度が低いか高いかで表現できる対象のそれがすごく高い(または、低い)ことだと用いる表現になります。

まとめ

まとめ

「極度」「極端」は、似ている意味ながら、言い換えに使える言葉同士ではなく、使える対象が異なることを覚えておきましょう。