皆さんは「納入」と「搬入」という言葉にどのような意味があるかご存知でしょうか?
そこでこの記事では、「納入」と「搬入」の違いを分かりやすく説明していきます。
「納入」とは?
「納入」は「のうにゅう」という読み方になります。
この「納入」は「品物や金銭を納めること」と意味があり、「会費を納入する」などでの使い方が挙げられます。
「搬入」とは?
「搬入」は「はんにゅう」という読み方になります。
この「搬入」は「展示物や家財道具・製品などを指定された場所に運び入れること」を意味しています。
「納入」と「搬入」の違い
では、ここで「納入」と「搬入」の違いを見て行きましょう。
どのような違いがあるでしょうか? 「納入」とは「品物や金銭を納めること」を指しており、「品物や金銭」を納める時に使われています。
一方の「搬入」は「運び入れること」、あるいは「持ち込むこと」を意味しているのですが、「搬入」は納めるというよりも「運び入れる」という意味合いを」強調している言葉と言ってもいいでしょう。
比較的に大きな品物を運び入れる時に使われることの多い言葉でもあるわけです。
「納入」の例文
では、ここで「納入」の例文を考えて見ましょう。
どのような文章があるのかを見てください。
・『来週末までに入学金を指定口座に振り込んで納入してください。そうしないと入学が認められなくなります。但し、特別な事情がある場合には当校の総務課まで申し出てください。そうすると締め切りにつきましては配慮されることもありますので』
・『納入の締め切りは明日なんだぞ。今まで一体何をしていたんだ。もし期日を間に合わなかったら、ウチは完全に取引停止となってしまうんだ。せっかく大口の取引先ができたというのに。あのお客さんを開発するまでどれだけの時間を要したと思っているか分かっているのか?』
「搬入」の例文
続いて「搬入」の例文を見て行くことにしましょう、具体的には以下のようなものが挙げられます。
・『しっかりと搬入計画を立てておかないと大変なことになるぞ。あの現場はただでさえ色々な業者が参加しているから、物品を運び入れる時にかなり錯綜することが予想されるんだ。今でもかなり混乱しているじゃないか。だから綿密に計画しておく必要があるぞ』
・『あれだけの大型機械を搬出することは」大変だったけど、今度の現場に搬入する方がもっと大変だな。だって搬入口はすごく狭いし、かなりの重量物なので、どうやって持ち上げるかも課題なんだ。まいったな』
まとめ
ここまで「納入」と「搬入」の意味や違いを説明してきました。
この2つの言葉はビジネスシーンで使われることが多いのですが、「搬入」は大型機械や重量物を運び入れる時によく使われている言葉です。
そのために工事現場や新ビルへの引っ越しなどで担当する業者さんが使っており、耳にする機会も多いのではないかと思います。
何れにしても正しく使えるようにチェックしておきましょう。