この記事では、「買い置き」と「買い溜め」の違いを分かりやすく説明していきます。
「買い置き」とは?
「買い置き」には2つの意味があります。
ひとつは、必要以上に買って蓄えておくことです。
後で役立てるために買って大切にしておくことを意味します。
たとえば、ある家庭ではマヨネーズをよく使っていたとします。
1週間でマヨネーズを1本使ってしまうほどです。
頻繁に買い物に行くのは大変なので、買い物に行ったときにマヨネーズを5本くらい買うことがあります。
これは、あとで使うためのものです。
すぐに5本も必要なわけではありませんが、一応買っておくのです。
そして、後のためにしまっておきます。
今度は靴下のことで考えてみます。
この人は、靴下にこだわりがあり、あるメーカーのあるものだけしか履きません。
他のものは肌触りが悪くて嫌なのです。
もしも、この靴下の販売が終了してしまったときのことを考えて、後で履くために何足も購入をして、自宅に保管をしています。
このように、後に役立てるために必要よりも多く買っておくことを、この言葉は意味しています。
もう一つの意味は、購入時よりも値上がりしたときに売って利益を得ようと、買い込んでおくことです。
「買い置き」の使い方
後で役立てるために必要よりも多く買って蓄えておくことを指して使用します。
「買い溜め」とは?
物が不足をしたり、値上がりしたりすることを予想して、今は必要ないけれど必要以上に買い込んでおくことです。
来月から小麦粉が値上がりするとニュースで伝えられていました。
ある家庭では自宅でパンを作っており、小麦粉を毎日たくさん使っています。
毎日たくさん使うものが値上がりしてしまうと、家計の負担になります。
小麦粉は賞味期限がある程度長いので、たくさん買って自宅に置いておいても、腐らせてしまう心配がありません。
ましてや、この家庭では使用量が多いので、たくさん購入をしてもすぐに使い切ってしまいます。
そこで、値上がりする前にすぐには使わないけれど、今必要な量よりも多くを買っておきました。
この行為を意味する言葉です。
「買い溜め」の使い方
物が店頭から不足をしたり、値段が上がったりすることを予想して、今必要はないけれど買い込んでおくことを指して使用する言葉です。
「買い置き」と「買い溜め」の違い
前者は必要よりも多く買って蓄えておくことです。
後者には、「品薄、値上がりを予想して」という意味が含まれています。
これを予想して買い込むことを意味します。
「買い置き」の例文
・『買い置きはパントリーにしまってある』
・『10足くらい買い置きしてある』
・『気に入ったものを買い置きする』
「買い溜め」の例文
・『買い溜めしたけど置き場所がない』
・『こんなに買い溜めしてどうするの』
・『買い溜めしたものが傷んでしまった』
まとめ
必要よりも多く買うという意味が似ていますが、なぜ必要よりも多く買うのかという点に違いがあります。