「買い溜め」と「買い占め」の違いとは?分かりやすく解釈

「買い溜め」と「買い占め」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「買い溜め」「買い占め」の違いを分かりやすく説明していきます。

「買い溜め」とは?

「買い溜め」とは?

「買い溜め」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「買い溜め」「かいだめ」と読みます。

「買い溜め」は、「物資の不足や物価の値上がりなどを考慮して、必要以上に品物を買い込むこと」という意味があります。

例えば、災害が起こった時、その後の物資不足が予想されます。

このような時、当面必要な数よりも、多めに品物を購入するとき、「買い溜めをする」と言います。

伝染病が流行し始めたとき、トイレットペーパーやティッシュペーパーが品薄になると予想し、明らかに多めに買いあさる場合「品薄に備えて、トイレットペーパーやティッシュペーパーを買い溜めする」という文章にできます。

また、4月から油やお酒などの値上がりが決まっている時、3月下旬に油やお酒を山ほど買う人がいるかもしれません。

このような場合も、「値上がりに備えて、3月中に、油やお酒を買い溜めする」などと言うことができます。

「買い占め」とは?

「買い占め」とは?

「買い占め」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「買い占め」「かいしめ」と読みます。

「買い占め」は、「あるものを一人で全部買うこと」という意味があります。

例えば、人気のケーキがある時、行列ができます。

しかし、行列の先頭にいる人が、お店に残っているケーキをすべて、一人の客が買った場合「ケーキを買い占める」と言います。

行列に並んでいる人は「ケーキを買い占められてしまった」と嘆くことになります。

資産家が、自分の自宅周辺の土地をすべて購入した場合も、「近所の土地を買い占めた」などと言うことができます。

次に「買占め」には、「ある意図を持って、特定の商品や株式を買い集める」という意味があります。

例えば、株式のある銘柄を一人で買い集めると、株価が上がります。

つられて株を購入した人が出てきたころに、こっそりと売りさばき、差益を得ることがあります。

このようなとき、「株を買い占めて、差益を得る」などという文章にすることができます。

「買い溜め」と「買い占め」の違い

「買い溜め」と「買い占め」の違い

「買い溜め」「買い占め」の違いを、分かりやすく解説します。

「買い溜め」は、「物資の不足や物価の値上がりなどを考慮して、必要以上に品物を買い込むこと」という意味があります。

一方の「買い占め」は、「あるものを一人で全部買うこと」という意味があります。

「買い溜め」は、必要以上に多い数や量のものを買うことを意味するのに対して、「買占め」は、その場にあるものをすべて買うことを意味します。

このように、多めに買う「買い溜め」と、全部買う「買い占め」という違いがあることが分かりました。

まとめ

まとめ

「買い溜め」「買い占め」の違いについて見てきました。

品物を多めに買う場合は「買い溜め」を使い、そこにあるものを全部買う場合は「買い占め」という言葉を使うようにしましょう。