「必ず」と「是非」の違いとは?分かりやすく解釈

「必ず」と「是非」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「必ず」「是非」の違いを分かりやすく説明していきます。

「必ず」とは?

「必ず」とは?

「必ず(かならず)」とは、「間違いがないこと・例外がないさま」を意味している副詞的な用法の言葉です。

「必ず」には「必ず達成する・必ず仇を討つ・必ず運動する」のように、「きっと~する・いつでも~する」といった意味もあります。

「必ず」は、「確実と主観的に思っている推量」「何かをする時の強い意思・要請」を意味している表現になります。

例えば、「私は必ず歯磨きをします」「必ず濡れ衣を晴らしてみせます」「必ずあなたの思いは届きます」といった例文で使用することが可能です。

「是非」とは?

「是非」とは?

「是非(ぜひ)」とは、「どんな困難(障害)があっても~したい」「何が何でも~したい」というある物事をしようとする時の「強い意思・希望」を示しています。

例えば、「是非、その大会に出場したい」などの文章で使われます。

また「是非」には、「心をこめてある物事・状態を強く願うさま、強い調子でお願いするさま」といった意味合いもあります。

この意味では、「是非、私を採用してください」といった例文で使用できます。

「必ず」と「是非」の違い!

「必ず」と「是非」の違い!

「必ず」「是非」の違いを、分かりやすく解説します。

「必ず」「是非」「何かをしようとする時の強い意思・志向性」といった似た意味合いを持っていますが、「是非」のほうが「必ず」よりも「特定の物事をしたいという希望・お願いの気持ちの度合いが強い」という意味のニュアンスの違いがあります。

「必ず」の言葉には「きっと~する・例外なく~する」のニュアンスがありますが、「是非」には「何が何でも~したい・どんな困難でも乗り越えて~したい」という「必ず」よりも強い希望・お願いのニュアンスが含まれている違いを指摘できます。

例えば、「必ずこの事業を成功させる」とは言えますが、「是非この事業を成功させる」という言い方はできません。

さらに「是非、私にこの仕事を任せてください」とは言えますが、「必ず、私にこの仕事を任せてください」というと、「お願い」よりも「要請・無理強いに近い要求」のニュアンスが強くなってしまう違いもあります。

まとめ

まとめ

「必ず」「是非」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「必ず」とは「間違いがないこと・例外がないさま・きっと~する」「強い意思・要請や要求」を意味していて、「是非」「どんな困難をも乗り越えて~する・何がどうあっても~する」「強い意思・お願い」を意味している違いがあります。

「必ず」「是非」の違いを詳しく調べたい時は、この記事をチェックしてみてください。