臆病な性格や弱弱しい態度な性格を表す言葉には「ビビり」や「ヘタレ」があります。
この記事では、「ビビり」と「ヘタレ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ビビり」とは?
「ビビり」とは臆病である様や情けない様子を表す言葉であり、実際には怖くて行動しないことが多いのが特徴です。
特別に強い恐怖を持っているわけではなく、小さな怖さや不安から足がすくんでしまう時に使います。
「ビビり」の語源は色々な説がありますが、どの場合でも物怖じするという意味があります。
「ビビり」は特別なシーンや大きな出来事のみで起こるものではなく、日常的なシーンでも発生します。
また人間だけではなく動物なども怖がって「ビビり」の行動を取ることもあります。
「ビビり」は相手が物怖じをしたり小心者であることが多いので、よく揶揄や侮蔑の言葉として使われます。
「ヘタレ」とは?
「ヘタレ」とは臆病である様や根性がない様子を表す言葉であり、多少は行動するものの結果が伴わない時に使われます。
怖がって行動しない様子にも使うことが可能ですが、最近では周囲と比較して能力が劣っている時にも使われる言葉になりました。
「ヘタレ」は腰が引けている行動する人に対しても使うことが可能であり、こちらも揶揄や侮蔑の意味で使われます。
「ヘタレ」に関しては実際に行動はしているのですがその内容が良くない時に使うために、恋愛関係に対しても使われるのが特徴です。
大体の場合だと男性の甲斐性なしの行為や小心者な行動に対して「ヘタレ」という言葉が使われます。
「ヘタレ」は上述のような意味以外にも、刃物の劣化に対して使われます。
この場合には刃物が「ヘタレる」という動詞として使います。
「ビビり」と「ヘタレ」の違い
「ビビり」は恐怖心や小心から行動しない様子を表す時に使う言葉であり、情けない様として侮蔑の意味でも使われます。
「ヘタレ」は行動するものの結果が伴わない時に使う言葉であり、その様子は「ビビり」と同様に臆病と見なされこちらも侮蔑の意味で使われます。
「ビビり」の例文
・『あのピッチャーはビビりなので、初回に大きくホームランを打てば一気に攻められると思う』
・『仲間からビビりだと言われた不良が見返すために、バイク勝負を挑んだ』
「ヘタレ」の例文
・『彼氏に何度もアピールしているのに、ヘタレなので一向に進展がなくて悲しい』
・『自分はヘタレなので、肝心な時に上手くいかないのに悩んでいます』
まとめ
人間は誰もが強いわけではなく、臆病な人や小心者な人も存在します。
そういった勇気がない人を表す言葉には「ビビり」や「ヘタレ」がありますが、これは時に侮蔑の意味として捉えられることがあるので使用する際には注意しましょう。
「ビビり」や「ヘタレ」も最近ではキャラ付けの性格として有効に使う若者も増えてきました。
それでもこの2つの言葉は揶揄や侮蔑の意味を持つことが多いので、よく考えて使いましょう。