「マッチポンプ」と「自作自演」の違いとは?分かりやすく解釈

「マッチポンプ」と「自作自演」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「マッチポンプ」「自作自演」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「マッチポンプ」とは?

「マッチポンプ」とは?

「マッチポンプ」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「マッチポンプ」「マッチ」「ポンプ」が組み合わさってできた言葉になります。

「マッチで火をつけて、ポンプで消す」という由来があります。

「マッチポンプ」「意図的に何かのトラブルを発生させ、トラブルを解決する代わりに見返りを要求すること」を意味します。

例えば、家に火をつけて火事を起こし、家の中に取り残された人を救出する代わりに、お金を要求するような行為を「マッチポンプ」と言います。

AとBという反社会勢力がいる場合、Aがある人に因縁をつけて、Bが、Aから救う代わりにお金を払えと要求する場合も、「マッチポンプ」と呼ぶことができる犯罪行為になります。

商品を売る時、企業がサクラを雇い、商品を褒める客を演じさせるような場合も、企業による「マッチポンプ」と呼ぶことができるでしょう。

「自作自演」とは?

「自作自演」とは?

「自作自演」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「自作自演」「じさくじえん」と読みます。

「自作自演」は、「自分が作った台本や楽曲を、自分で演じたり演奏すること」という意味があります。

例えば、一人芝居の脚本を自分で書いて、主役として演じる時、「一人芝居を自作自演する」と言うことができます。

また「自作自演」には、「計画から実行までを、すべて自分だけで行うこと」という意味があります。

このような行為を、自分の利益のために仕組む場合、「自作自演」と呼ばれます。

例えば、Aが誘拐され、Bから身代金の要求があったとき、実はAとBがグルだった場合は、「自作自演の誘拐劇」となります。

また、インターネットの掲示板などで、複数の人が議論しているように見せかけて、実は一人の人がすべての人の意見を書き込んでいる場合も、「自作自演」と呼ばれます。

他にも「自作自演は恥ずかしい」「あの犯罪は自作自演だった」などという文章を作ることができます。

「マッチポンプ」と「自作自演」の違い

「マッチポンプ」と「自作自演」の違い

「マッチポンプ」「自作自演」の違いを、分かりやすく解説します。

「マッチポンプ」「意図的に何かのトラブルを発生させ、トラブルを解決する代わりに見返りを要求すること」を意味します。

一方「自作自演」には、「計画から実行までを、すべて自分だけで行うこと」という意味があります。

基本的に同じような意味を持ちますが、「マッチポンプ」は、犯罪も含むような悪い行為を指すのに対して、「自作自演」は、悪くない行為に対しても使うことができる言葉だという違いがあります。

まとめ

まとめ

「マッチポンプ」「自作自演」の違いについて見てきました。

2つの言葉の意味の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。