「アップグレード」と「アップデート」の違いとは?分かりやすく解釈

「アップグレード」と「アップデート」の違いIT

この記事では、性能向上という意味合いを指す「アップグレード」と不具合の解消など維持的な意味を指す「アップデート」の違いを分かりやすく説明していきます。

「アップグレード」とは?

「アップグレード」とは?

基本的には性能を向上させることを指し、コンピュータにおいてはソフトウェア、ハードウェアのどちらかあるいは両方の性能を向上させることで、windowsなどオペレーションシステムのバージョンアップもアップグレードに含まれます。

Wordなどアプリケーションのアップグレードは最新版にするという意味になっていますが、メーカーとしては最新版は性能向上を謳っています。

自動車そのものはアップグレードができませんが、衝突被害低減ブレーキのアップグレード、エンジン制御の最適化による出力の向上が行われるケースなどが見られます。

購入後に性能向上するケースは自動車では珍しいです。

なお、飛行機における座席のアップグレードはエコノミーからビジネスなどへの変更を指します。

「アップデート」とは?

「アップデート」とは?

システムや情報を最新のものにすることということで、コンピュータのアプリケーションのアップデートの多くは不具合の解消、脆弱性の対策がメインですが、大規模ではない新機能が追加されるケースもあります。

バージョン番号を表すver1. 0が1. 01になるケースや1. 1になるケースはアップデートと言えます。

ただし同等のケースでアップグレードと記載するケースもありますが基本的には新機能を追加していないケースはアップデートと言う場合が多いです。

かなりケースは少ないのですが、電子書籍の本はアップデートする概念があり、基本的には語字の修正、追記などがまれにあります。

ニュアンスとしては紙の書籍が増刷される時に修正を行う程度のものと考えて良いでしょう。

「アップグレード」と「アップデート」の違い

「アップグレード」と「アップデート」の違い

「アップグレード」「アップデート」の違いを、分かりやすく解説します。

「アップグレード」は大幅な性能向上を行うことで、ver2. 0などと名乗るケースもあれば、アプリケーションであれば名前そのものが変更されることもあります。

「アップデート」は性能を維持することがメインの小変更で、エラーを出なくする、脆弱性の解消などを中心に行い、外見などが大きく変化することはありません。

アップデートによっては動作が一旦遅くなることもありえますが、その後のアップデートで戻るケースが多いと言えます。

コンピュータ関係ではソフトの開発が終わってしまうとアップデートは行われなくなり、例えばWindows95などはアップデートはされません。

Windows7もサポート期間が終わっており、大きなアップデートはなく、Windows10以降へのアップグレードが推奨されています。

まとめ

まとめ

コンピュータのアプリケーションのアップグレードはCDメディアの買い替えで行うケースがありましたが、アップデートはインターネットの登場でより身近なものになり、最近のゲーム機でも本体のアップデートが頻繁に行われています。

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