この記事では、「器用」と「不器用」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「器用」とは?
「器用」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「器用」は「きよう」と読みます。
「器用」は「体を思うように動かして、芸事や工作などをうまくこなすこと」という意味があります。
例えば、箸を使うのが上手な人は、「器用に箸を使える人」などと言われることがあります。
マジックなどを上手にできる人も、「手先が器用だからマジックの上達が早い」などと言われるかもしれません。
また「器用」には、「要領よく、いろいろな物事を処理すること」という意味があります。
たくさんのタスクがあるのに、要領よく処理することができる社員は、「何事も器用にこなす社員」などと言われます。
次に「器用」には、「抜け目なく立ち回ること」という意味があります。
誰よりも抜け目なく立ち回れる人は、「あの人は器用に立ち回る才能がある」などと言われるのではないでしょうか。
「不器用」とは?
「不器用」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「不器用」は「ぶきよう」と読みます。
「不器用」は、「手先が器用でないこと。
その様子」という意味があります。
例えば、縫い物をしようとしたら、針が指に刺さってけがをするような人は、「手先が不器用な人」と言われてしまいそうです。
また、野菜などを切っている時の手つきが怪しい時、「不器用な手つきで野菜を切っている」などと言われるかもしれません。
次に「不器用」には、「物事の処理が下手なこと」という意味があります。
人付き合いが苦手で、すぐに相手を怒らせてしまうようなタイプの人は、「不器用ですぐに相手を怒らせてしまう人」ではないでしょうか。
恋愛が苦手で、素敵な容姿なのになかなか恋人ができない場合は、「恋愛に不器用な人」と言われてしまいそうです。
「器用」と「不器用」の違い
「器用」と「不器用」の違いを、分かりやすく解説します。
「器用」と「不器用」は、意味が180度違う、反対語になります。
「器用」の反対が「不器用」になります。
例えば、手先を動かすのが上手で、お裁縫が上手な人は、「手先が器用で、お裁縫が上手」と表現できますが、手先を動かすのが下手で、お裁縫が下手な人は、「手先が不器用で、お裁縫が下手」と表現できます。
また、抜け目なく立ち回れる人は、「器用に立ち回ることができる人」ですが、抜け目なく立ち回ることが難しい、物事の処理が下手な人は、「不器用に立ち回ってしまう人」と言うことができます。
このように、「器用」と「不器用」は、真逆の意味を持つ言葉だと知っておきましょう。
まとめ
「器用」と「不器用」の違いについて見てきました。
「器用」と「不器用」は反対の意味を持つ、反対語だということが分かりました。
正反対のタイプの人を言い表したいときなどに、「器用」「不器用」という言葉を使ってみましょう。