「思い込み」と「信じる」の違いとは?分かりやすく解釈

「思い込み」と「信じる」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「思い込み」「信じる」の違いを分かりやすく説明していきます。

「思い込み」とは?

「思い込み」とは?

そのことは本当だと深く思うことです。

「深く」思うことで、もしかしたら違うかもと少しでも思う場合は、この言葉が意味するものではありません。

冷凍庫の中のアイスのことで説明をします。

Aさんは買い物に行ったときにアイスを買い、それを冷凍庫に入れたと思っていました。

食べようと思ったので冷凍庫を開けてみたのですが、買ったはずのものがありません。

自分では食べた記憶がないので、誰かが食べたに違いないと思いました。

しかし、家族に聞いても誰も食べていないといいます。

それでも、自分は食べていないのだから、家族が食べたのだと思い続けています。

実は、アイスは買っていませんでした。

買い物をしたときが、たまたま忙しく疲れていたので、買ったと思っていたのです。

これは「アイスを買ったと思い込みをする」「家族が食べたと思い込みをする」ということができます。

実際はそうではないけれど、アイスを買ったということを本当だと深く思っており、家族が食べたことは本当だと思っています。

「思い込み」の使い方

本当だと深く思って疑わないことを指して使用する言葉です。

「本当ではないかも」と思う場合には使用しません。

「信じる」とは?

「信じる」とは?

「信じる」には3つの意味があります。

1つめは、そのことが本当だと思うです。

子どものころ、サンタクロースがプレゼントを持ってきてくれることは本当だと思っていた人は少なくないことでしょう。

実際には、親がプレゼントを枕元に置いていたりします。

しかし、子どもはサンタクロースが持ってきたのだ、それは本当なのだと疑っていません。

これは「サンタクロースを信じる」といいます。

2つめの意味は、本当だと頼りにすること、確かなものだと受け入れることです。

信頼する、信用するといった意味になります。

3つめは信仰するです。

宗教をよりどころにすることや、神仏をあがめることを意味します。

「信じる」の使い方

本当だと疑わないという意味で使用することが多いです。

また、宗教についても使われます。

「思い込み」と「信じる」の違い

「思い込み」と「信じる」の違い

本当だと思うという意味が似ていますが、その度合いが違います。

「思い込み」はその程度が深い場合をいいます。

また、「彼の言葉を信じる」とはいいますが、「彼の言葉を思い込む」とはいわず、使い方に違いがあります。

「思い込み」の例文

「思い込み」の例文

・『ずっと思い込みをしていた』
・『思い込みであったと気がついた』
・『思い込みが激しい』
・『完全な思い込みだった』

「信じる」の例文

「信じる」の例文

・『母の言葉を信じる』
・『いつまでも信じる』
・『そんなことを言っても信じることはできない』
・『自分を信じる』

まとめ

まとめ

本当だと思う、疑わないという意味が似ていますが、「思い込み」の方が程度が深いです。

また、「信じる」は信頼するといった意味や、神仏をあがめるといった意味もあります。