「不安」と「気がかり」の違いとは?分かりやすく解釈

「不安」と「気がかり」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「不安」「気がかり」の違いを分かりやすく説明していきます。

「不安」とは?

「不安」とは?

「不安」「ふあん」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「ものごとの正体が分からずに漠然と嫌な感じがすること」という意味で、はっきりと説明できないこけれどもそれに対して嫌な感じがすることです。

2つ目は「どうなるか分からずに心配すること」という意味で、先の見通しが良くないと感じて心が落ち着かない様子こととです。

3つ目は「人やものごとに対して案じる様子」という意味で、人やものごとがどの様に変化していくのか気になって常に意識する様子のことです。

上記に共通するのが「心が落ち着かない」という意味です。

「不安」の使い方

「不安」「ものごとの正体が分からずに漠然と嫌な感じがすること」「どうなるか分からずに心配すること」「人やものごとに対して案じる様子」という意味で使われます。

名詞・形容動詞として「不安だ・である」と使われたり、形容詞として「不安な気持ち」などと使われたり、副詞として「不安に過ごす」などと使われたりします。

基本的に、はっきりとしたことが分からず心が落ち着かない様子に使われる言葉です。

「気がかり」とは?

「気がかり」とは?

「気がかり」「気掛かり」と書き、意味は以下の通りです。

1つ目は「先行きがどうなるかと心配すること」という意味で、あることの将来が気になって心から離れないことです。

2つ目は「人やものごとの様子や状態を心配すること」という意味で、今頃どうしているか、どうなっているかが気になって心から離れないことです。

3つ目は「自分の力が至らずに心残りな様子」という意味で、やりたいことやするべきことが満足にできず、未練が残ってしまうことです。

上記に共通するのは「心から離れない」という意味です。

「気がかり」の使い方

「気がかり」「先行きがどうなるかと心配すること」「人やものごとの様子や状態を心配すること」「自分の力が至らずに心残りな様子」という意味で使われます。

名詞・形容動詞として「気がかりだ・である」と使われたり、形容詞として「気がかりな出来事」などと使われたりします。

基本的に、あるものごとの現状や先行きが分からず、気になって心から離れない様子に使われる言葉です。

「不安」と「気がかり」の違い

「不安」と「気がかり」の違い

「不安」「はっきりとしたことが分からず心が落ち着かない様子」という意味です。

「気がかり」「あるものごとの現状や先行きが分からず、気になって心から離れない様子」という意味です。

「不安」の例文

「不安」の例文

・『売り上げが落ち込み会社の将来が不安になる』
・『自分の将来に対する不安に襲われる』
・『地震が続き不安な毎日を過ごす』
・『都会で娘に独り暮らしをさせるのは不安だ』

「気がかり」の例文

「気がかり」の例文

・『気がかりなのは、彼女が思わせぶりな発言をしたことだ』
・『田舎で暮らしている年老いた両親のことが気がかりだ』
・『別れた彼女がどうしているか気がかりだ』
・『明日のイベントにお客が来るかどうか気がかりだ』

まとめ

まとめ

今回は「不安」「気がかり」について紹介しました。

「不安」「心が落ち着かない」「気がかり」「心から離れない」と覚えておきましょう。