この記事では、物価上昇という意味合いを含む経済の現象である「インフレ」と生活、経済の基盤となる公共的な設備や施設「インフラ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「インフレ」とは?
商品やサービスの価格である物価が連続して上がることで、相対的に商品やサービスの価値が高くなっているということもできます。
景気の拡大を伴うインフレが理想とされますが、基本的に給料があがるのは年に1回で、物価の上昇に対応して給料が上がるというシステムは一般的にないため、このタイムラグによって物価から相対的に見た給料の価値は一時的に下がり、給料の上がるタイミングで適正に給料をあげないと消費意欲は下がってしまうと言えます。
この言葉からマンガなどでキャラクターのパワーアップが激しいことを強さのインフレと呼ばれ、取り残されてしまうキャラクターが増えてしまうという現象も起きてしまいます。
インフレの逆の言葉はデフレで、物価が下がり給料も下がりという悪循環に入ることを指します。
激しいインフレのことをハイパーインフレと言い、紙幣価値が無くなってしまう、強奪以外に物を手に入れる手段がなくなるその治安低下から国から人が離れていくなどの減少が見られ悲惨な結果を生み出します。
「インフラ」とは?
基盤などの意味を持つ英単語で道路や鉄道、電気、ガス、上下水道、ガソリンスタンド、電話などを含む通信などがインフラで生活、経済の運営にはなくてはならないものと言えます。
スーパーマーケットやコンビニなども生活をするに当たって切り離すことができないものであり広義ではインフラと言えるものです。
公営によるものと民間運営によるものがあり、鉄道などは廃止というケースもありますが、上下水道や電気、通信などはよほどのことがない限り廃止はありません。
新たなインフラとしては電気自動車のための充電施設、燃料電池車のための水素充填施設などが挙げられます。
日本のインフラが無料で利用できるのは税金で建設されている一般道の道路だけといえます。
「インフレ」と「インフラ」の違い
「インフレ」と「インフラ」の違いを、分かりやすく解説します。
「インフレ」は大まかに言えば物価が上昇していく現象で「インフラ」は社会運営のための基盤となる施設のことです。
インフレによって燃料費が上がれば電気代やガス代などインフラ使用料金が上がるケースはありえます。
特にガソリンは値段の変動が顕著と言えるでしょう。
インフラの整備によってインフレが進むことは基本的には目指すところではなく、インフラの整備で雇用が進むということはあります。
まとめ
「インフレ」と「インフラ」は言葉は似ていますが用途は全く異なるもので、国の存亡に関わるほどの物価上昇であるハイパーインフレと言う言葉はありますが、ハイパーインフラという言葉はありません。
大規模なインフラ整備と言った言葉がありますが、国家存亡とは全くかけ離れた言葉と言えるでしょう。