この記事では、「ミュージシャン」と「シンガーソングライター」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ミュージシャン」とは?
ミュージシャンとは、ポップス、ジャズなどの音楽家という意味があります。
音楽活動においては特に「楽器を演奏する人」という意味になります。
「ミュージシャン」の使い方
ミュージシャンは、音楽活動をする際、楽器を演奏する人という意味で使います。
例えば、バンド活動をしている場合、ギター、ドラム、ベース、キーボードを担当している人は「ミュージシャン」という言い方になります。
迷ってしまうのが、楽器を弾きながらボーカルを担当している場合です。
この場合は「ボーカル」「歌手」「ミュージシャン」とどの呼び方でも間違いではありません。
楽器を演奏している印象が強ければ自然とミュージシャンという言い方になりますし、本人がどうとらえているか、呼ばれたいかにもよります。
基本的にはプロ、アマ関係なく「楽器を演奏している人=ミュージシャン」という使い方をします。
「シンガーソングライター」とは?
シンガーソングライターとは、ポピュラー音楽において、自分自身で作詞作曲をして歌う歌手のことです。
自分で作詞作曲する場合でもロックバンドのボーカルの場合はシンガーソングライターという言い方はあまりしません。
「シンガーソングライター」の使い方
シンガーソングライターは、ポピュラー音楽で、自分自身で作詞作曲を行い、歌う歌手のことを言います。
通常は作詞作曲をしない歌手が、たまに作詞だけ手がけるといったことがありますが、このような場合はシンガーソングライターとは言いません。
シンガーソングライターとはすべて、もしくはほとんどの楽曲を作詞作曲している歌手に使うのです。
とはいえ、この言い方は周りがするだけで、シンガーソングライター本人はこだわっていない場合もあります。
「シンガーソングライターになりたい」というよりは「音楽をやりたい」「曲を作りたい」という言い方をすることが多いでしょう。
「ミュージシャン」と「シンガーソングライター」の違い
「ミュージシャン」と「シンガーソングライター」の違いは、簡単に分けるならば、ミュージシャンは楽器を演奏する人、シンガーソングライターは作詞作曲をして歌う人ということになります。
つまり、ギター、ピアノなどを弾きながら自作の歌を歌う人は、「ミュージシャン」「シンガーソングライター」どちらにも当てはまるということになります。
「ミュージシャン」の例文
・『彼はミュージシャンだが、歌は苦手なんだそうだ』
・『ギターを持っているとミュージシャンっぽい雰囲気が出せる』
・『彼女はミュージシャンだが、アイドル歌手という肩書もある』
「シンガーソングライター」の例文
・『たった一曲作詞をしたぐらいでは、シンガーソングライターとは言わない』
・『本当はシンガーソングライターになりたかったけど、恥ずかしがり屋なので楽曲提供だけしている』
・『彼女は売れっ子シンガーソングライターだが、コンサート活動はしない主義だそうだ』
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「ミュージシャン」と「シンガーソングライター」の違いを解説しました。
似たような言葉ですが、意味が違いますので正しく使うようにしてください。