「獣医師」と「動物看護師」の違いとは?分かりやすく解釈

「獣医師」と「動物看護師」の違いビジネス・就職・転職

「獣医師」「動物看護師」はどちらも動物の健康に深く関わる資格ですが、業務内容などが異なります。

この記事では、「獣医師」「動物看護師」の違いを分かりやすく説明していきます。

「獣医師」とは?

「獣医師」とは?

「獣医師」は国家資格のひとつで、「ペットや家畜、動物園で飼育されている動物や水族館で飼育されている生き物の診察や治療などに従事する者」を意味します。

そのほか、動物に関する感染症の予防や衛生管理といった業務にも携わります。

「動物看護師」とは?

「動物看護師」とは?

「動物看護師」「獣医師の指導に従って怪我をした動物の看護や診療のサポートに従事する者」を指します。

上記のほか、「病院の受付や事務業務」「保健衛生に関わる指導」といった業務も含まれます。

なお、「動物看護師」は民間資格のひとつでしたが、2019年に可決された「愛玩動物看護師法」によって「愛玩動物看護師」としての国家資格化が決定し、施行日は2022年5月1日、2023年には1回目となる国家試験が実施される予定となっています。

「獣医師」と「動物看護師」の違い

「獣医師」と「動物看護師」の違い

「獣医師」「動物看護師」は双方とも動物の健康に携わる資格ですが、「2021年現在における資格の種類」「業務内容」などに違いがあります。

「獣医師」は国家資格に該当し、獣医師国家試験を受験するためには高校卒業後に獣医学科が設置された大学において獣医学教育を履修する必要があります。

「獣医師」の具体的な業務としては、「動物病院におけるペットの診療や検査、投薬や手術」「飼い主に対する診療内容の説明」「動物園または水族館で飼育されている生き物の診療や健康に関するケア」「畜産動物の診療や出産サポート」などが挙げられます。

診療だけでなく、「感染症予防のための検疫」「食肉などの衛生管理」「動物専用の医薬品についての研究や開発」といった業務に携わることもあります。

一方「動物看護師」の場合、かつては企業や民間団体が認定する「民間資格」のひとつでしたが、上記でも触れた通り「愛玩動物看護師」としての国家資格化が決まり、2023年には1回目となる国家試験が実施される見通しです。

「動物看護師」としての主な業務は「動物の診療や手術時におけるサポート」「血液や尿などの検査」「処方薬の準備や管理」「飼い主に対する投薬などの助言」「受付や事務作業」などが挙げられ、獣医師が専門におこなう医療行為は含まれていませんでした。

しかし国家資格となる「愛玩動物看護師」については、獣医師の指示に従って一部の医療行為が実施できるようになると予想されています。

なお、「動物看護師」は特定の大学や専門学校で必要とされるコースを卒業すれば認定試験を受けることが可能でしたが、「愛玩動物看護師」の国家試験を受験する場合は大学で指定の科目を履修するか、愛玩動物看護師養成所において3年以上学ぶ必要があり、法律施行から5年間は現職者や有資格者を対象とした経過措置がとられる見通しです。

まとめ

まとめ

「獣医師」「動物看護師」は動物のケアに関わる重要な資格ですが、それぞれの業務内容に大きな違いがあることが分かります。

双方の特徴や持ち味を理解することで、進学や進路を決める際だけでなく動物の健康に関する知識を深めることにもつながるでしょう。