「凧」と「カイト」の違いとは?分かりやすく解釈

「凧」と「カイト」の違い専門用語・業界用語

この記事では、風を受けて空を舞う「凧」「カイト」の違いを分かりやすく説明していきます。

「凧」とは?

「凧」とは?

一般的なサイズでは細い木や竹ひごなどの骨組みに紙や布を張り、一本の糸で引っ張って揚力を起こして空中に飛揚させる物のことを指します。

長方形だけが凧というわけではなく、ひし形ややっこ型なども存在しており、文字や絵柄も見せ所となっています。

和凧、洋凧、カイトなど凧全般を指す場合も凧という言葉となります。

凧としては大凧まつりで有名な大凧、北海道発祥でCMでも見られる連凧などがあることも特徴的と言えるでしょう。

「カイト」とは?

「カイト」とは?

洋凧を基本的に指す言葉で、非常に大まかに言えばに三角形の物をカイトということが出来ます。

三角形、逆三角形のものが基本となっており、二本または四本のライン(糸)で操り、時速100kmを超すスピードを楽しむスポーツカイト、ビニール製の洋凧で一斉を風靡した商品ゲイラカイトなどがあります。

骨組みは洋凧にもありますが、プラスチックや軽い金属などで出来ているケースが多くなっています。

また、ビニールなどの素材を使用して子供向けにキャラクターのイラストをプリントしたものもカイトとして販売されています。

カイトは文字を書くケースは少なく、カラフルなデザインなどになっているケースが多くなっています。

鳥よけのカイトというものもあり、鷹などを模したデザインで田畑などを比較的低い位置で飛ばし続けることでカラスやスズメなどを近づけない効果があります。

また、大型の鳥に形状的に似ているバイオカイトというものがあり、1000mもの距離まで揚がる楽しみ方があることが特長です。

「凧」と「カイト」の違い

「凧」と「カイト」の違い

「凧」「カイト」の違いを、分かりやすく解説します。

骨組みを持った紙や布、ビニールなどに糸を付けて引っ張り揚力を得て風に乗せることで高く揚げることを楽しむという点では共通ですが、カイトは凧の中から洋凧を指す言葉となっており、長方形のものはほぼ存在せず、カラフルな三角形のものが一般的となっています。

折りたたみが可能な物もあり、子供向けの手軽な商品もあります。

一方スポーツカイトは二本または四本の糸で旋回など操縦を楽しむという楽しみ方があります。

凧でサイズが大きな物、連凧などは和凧に属する凧で、祭やイベントなどで揚げることがあります。

また、凧は骨組みに竹を使用しているおり、幅が一定サイズある尻尾があることも特長です。

カイトはプラスチックや軽量な金属などを使用しています。

なお、言葉として凧ではカイト、和凧など凧揚げ全般を指す言葉でもありますが、カイトであれば洋凧、カイトと呼ばれるものを指す言葉になります。

まとめ

まとめ

凧という言葉は凧揚げをすることが出来るもの全般を指し、スポーツカイトであっても凧揚げと表記されることはあります。

一方カイトは凧の英訳の言葉でもありますが区別すると洋凧全般を指す言葉で商品名につけられているケースがあり、三角形の形状などが特徴となっています。