この記事では、「突っ込む」と「飛び込む」の違いを分かりやすく説明していきます。
「突っ込む」とは?
「突っ込む」の主な意味は6つあります。
1つめは、速さや強さがある状態で中に入る、またそのように中に入れるです。
野球選手がベースに勢いよく身を投げ出すさまがこれにあたります。
2つめは心の中に入り込む、弱みなどを強く追及する、漫才で相手に応答をするです。
人には触れて欲しくない話題があります。
それは心の奥深くに秘めています。
そういったものに触れようとすることを「突っ込んだ話題」などといいます。
3つめは、強く物のすき間などに差したり挟んだりするです。
家電製品を使うためには、プラグをコンセントに差します。
このときに強い勢いがある場合が、この意味にあてはまります。
4つめは無造作に入れるです。
細かいところによく気をつけないで入れるさまを意味します。
たとえば、使った後のハンカチをたたまず、ぐしゃぐしゃした状態でポケットにいれるなどが、これにあてはまります。
5つめは深く関係を持つです。
「夫婦のもめごとに首を突っ込む」などのことをいいます。
6つめは、すべてのものを一緒に含めて考えるです。
「突っ込む」の使い方
いくつもの意味がありますが、速さや強さがある状態で中に入れる、心の中に入り込む、漫才で相手の対応をするという意味で使うことが多いです。
中に入れるという意味では、そのさまに勢いがあるときにだけ使用をします。
「飛び込む」とは?
「飛び込む」には5つの意味があります。
1つめは、はずみをつけたり、身をおどらせたりして、中に入るです。
プールに勢いをつけてはいるときには、はずみがつけられます。
これは「プールに飛び込む」といいます。
2つめは、進んでくる列車や自動車などの前に身を投げ出すです。
これを行うと大きなケガをし、場合によっては命を失ってしまうことがあります。
3つめは、予期せず急に入り込むです。
財布を落としたら大変です。
そのようなときには、急に交番に入っていくことでしょう。
このときのようなさまを意味します。
4つめは、自ら進んで仕事や事件にとりくむです。
5つめは、予期していなかったことが突然やってくるです。
うれしいニュースはいつやってくるかわかりません。
急にうれしいニュースが入ってくることを「うれしい知らせが飛び込む」といいます。
「飛び込む」の使い方
いくつもの意味がありますが、勢いよく中に入る、予期せず中に入るといった意味で使用をします。
「突っ込む」と「飛び込む」の違い
勢いよく中に入るという意味が同じです。
それぞれこれ以外の意味も持っており、その部分に違いがあります。
「突っ込む」の例文
・『棒を砂に突っ込む』
・『ガードレールに車が突っ込む』
「飛び込む」の例文
・『川に飛び込む』
・『知らない世界に飛び込む』
まとめ
勢いよく中に入るという意味が同じです。
どちらの言葉も複数の意味を持っており、その部分に違いがあります。