「至難」と「困難」の違いとは?分かりやすく解釈

「至難」と「困難」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「至難」「困難」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「至難」とは?

「至難」とは?

「至難」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「至難」「しなん」と読みます。

「至難」「この上なく難しいこと。

その様子」
という意味があります。

何かをするときに、この上なく難しいと感じたとき、「至難」という言葉を使うことができます。

例えば、偏差値が30しかないのに、翌年の大学受験で東大に合格するのは、この上なく難しいと言えます。

そのため、「今からの東大合格は至難だ」などと言うことができます。

また、ビジネスシーンで、明日の朝までに、終わりそうもない量の仕事を抱えている場合、「この量の作業を終えるのは、至難のわざだ」などと呟くのではないでしょうか。

他にも、禁煙をしたいけれど、できそうにないと考えている人は、「僕が禁煙するなんて、至難のわざだよ」などと言うかもしれません。

このように、何かをするのがこの上なく難しいと感じたとき、「至難」を使ってみましょう。

「困難」とは?

「困難」とは?

「困難」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「困難」「こんなん」と読みます。

「困難」「物事をするのが非常に難しいこと。

その様子」
という意味があります。

非常に難しいことに挑戦する人は、「困難に立ち向かう人」などと言われます。

例えば、成績優秀な受験生にとっても、東大合格は非常に難しいと言えます。

このような場合、「東大合格という、困難な目標に立ち向かう受験生」などという文章を作ることができます。

また、緊張しやすい人が、好きな人に上手に告白するのは、難しいと言えるでしょう。

そのため、「私が上手に告白するなんて、困難な課題だ」などと嘆くかもしれません。

さらに、簡単な道を選ばずに、常に難しい道を選ぶ人は、「あえて困難な生き方を選択する人」などと言われるかもしれません。

このように、何かをするときに、非常に難しいと感じる時、「困難」という言葉を使うことができます。

「至難」と「困難」の違い

「至難」「困難」の違いを、分かりやすく解説します。

「至難」「この上なく難しいこと。

その様子」
という意味があります。

一方で「困難」「物事をするのが非常に難しいこと。

その様子」
という意味があります。

どちらの言葉も、「何かをするのが難しいこと」という意味があります。

ただし「至難」「困難」では、難しさの程度に違いがあります。

「至難」「至」には「これ以上ない」という意味があるため、難しさの中でも、最上級なのが「至難」となります。

そのため、難易度でいえば、「難しい」の上が「困難」だとしたら、さらにその上に「至難」があると考えることができます。

まとめ

まとめ

「至難」「困難」の違いについて見てきました。

2つの言葉には、難しさの程度の違いがありました。

2つの言葉の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。