みなさんは「千秋楽」と「オーラス」という言葉がどのような意味を持っているご存知でしょうか?
そこでこの記事では、「千秋楽」と「オーラス」の違いを分かりやすく説明していきます。
「千秋楽」とは?
「千秋楽」は「せんしゅうらく」という読み方をします。
この「千秋楽」とは「相撲・演劇などの興行におけるの最後の日のこと」を意味する言葉です。
「オーラス」とは?
「オーラス」とは、全般的に「物事の最後」を意味する意味を持つ言葉です。
元々は麻雀で使われていた羊土の1つで「オールラスト(All Last)」=「全ての終わり」という和製英語でした。
これが「一番最後の」という意味になり、ライブやイベントの「最終日」として使われるようになっていったのです。
「千秋楽」と「オーラス」の違い
では、ここで「千秋楽」と「オーラス」の違いを見ていくことにしましょう。
どのような相違点があるのでしょうか?「千秋楽」と「オーラス」ともに「一番最後」「最後の日」という意味を持つ点では共通している言葉と言ってもいいでしょう。
但し、「千秋楽」は主に相撲や舞台・演劇などの最終日で使われています。
一方の「オーラス」はライブコンサートツアーの一番最後を指す場合に使われています。
コンサートで「オーラス」を使うことはほどんどありません。
「千秋楽」の例文
ここで「千秋分楽」を使った例文を見てみることにいたしましょう。
具体的な文は以下のようなものが挙げられます。
・『とうとう千秋楽までもつれ込んだな。でも、これで勝てば2場所連続の優勝だ。是非頑張ってもらいたい』
・『遂に千秋楽まで来たね。君は最後まで多くの観客を魅了して素晴らしいお芝居を見せてくれたよ』
「千秋楽」という言葉を聞くとどうして大相撲の最後の日の興行のイメージがありますが、舞台や演劇などの最終興行日でも使われています。
「オーラス」の例文
続いて「オーラス」の例文を見ていくことにしましょう。
この言葉が使われる文章として以下のようなケースが考えられます。
・『約半年間かけて行ってきた全国ツアーも遂に今日がオーラスだ。ここまでスタッフ全員に感謝いたします』
・『ここまでよくちゃって来たね。オーラスになっちゃうけど、昨日までの来場者は10万人を超えるんだから、すごいや』
「オーラス」を耳にする機会は結構多いかと思います。
それだけに例文のようなケースを実際に聞いたり使ったりした経験を持つ人も多いのではないでしょうか?
まとめ
ここまで「千秋楽」と「オーラス」の意味や違いを説明してきました。
「千秋楽」はテレビでも相撲の世界で当たり前のように使われているために聞いたことがある人もたくさんいらっしゃることと思います。
また、「オーラス」も意外に使われている言葉なので、知らない人はいないかと思います。
それだけに今回の記事でこれらの言葉にどのような違いがあるかと正しく理解して適切に使い分けできるようにしておいてください。
決して難しい言葉ではありませんので、チェックしておきましょう。