みなさんは「本人」と「自身」という言葉がどのような意味を持っているか正しく理解されているでしょうか?
そこでこの記事では、「本人」と「自身」の違いを分かりやすく説明していきます。
「本人」とは?
「本人」は「ほんにん」という読み方になります。
この「本人」とは「そのことに直接関係をもつ人」、あるいは「その人自身」または「当事者」という意味を持つ言葉です。
「自身」とは?
「自身」は「じしん」という読み方になります。
この「自身」は「自分みずから」「自分」「自己」という意味を持っている言葉です。
「本人」と「自身」の違い
では、ここで「本人」と「自身」の違いを考えてみましょう。
どのような違いが見られるのでしょうか?前述の通り「本人」とは「そのことに直接関係をもつ人」や「その人自身」、もしくは「当事者」という意味でした。
一方の「自身」は 「自分みずから」「自分」「自己」という意味となります。
ここで両者の使い方を見ると、「自身の身体」や「自身の考え」といったように具体的な物や抽象的なもので使われていると同時に単独でも使うことができるだけでなく、他の語と組み合わせて使うケースがあります。
しかし「本人」はこれ単独でるかうことがほとんどでしょう。
「本人」の例文
では、ここで「本人」の例文を見ていくことにいたしましょう。
具体的は以下のようなものが挙げられます。
・『周りはかなり心配していたんだけど、本人はいたって元気だね。安心したよ』
・『本人は一体どのように感じているか、僕らじゃ全く予想がつかないよ。彼は本当に何を考えているか不思議な人だから』
「本人」という言葉の例文を見ていると、「本人」となる相手の考え方や性格などにクローズアップして使われているような感じがします。
また、第三者が相手を指して使われるケースも多いかもしれません。
「自身」の例文
では、次に「自身」についてどのような例文があるかと見ていきましょう。
実際は以下のような文章が考えられるでしょう。
・『ひどい事故だったな、でも彼自身、一体何が起きたのか全く理解できていないんだ。まだ頭の中が混乱しているみたいだね』
・『僕自身、どうしてこんなふうになっちゃったのか全く分からないんだ。誰か教えて欲しいくらいだよ』
「自身」という言葉は自己のことを意味していますが、前項でもお話したように「自身」単独というよりは、「僕自身」や「彼自身」というように複合語としての活用が多いです。
日常生活の中で自らを振り返るようなケースで疲れることが多い感じがします。
まとめ
ここまで「本人」と「自身」の意味や違いを説明してきました。
この2つの言葉は日常生活のさまざまなシーンで耳にしたり実際に使うことがあることでしょう。
それだけにこれらの言葉の意味を正しく理解して使い分けることができるようにしておきたいものです。
これを機に正しい解釈を確認しておきましょう。
