「高額」と「多額」の違いをご存知でしょうか。
ここでは二つの言葉の違いと、それぞれの言葉を使った例文、意味を説明しています。
では一緒に見ていきましょう。
「高額」の意味や使い方
「高額」とはお金の額が大きいという意味になります。
簡単に言うならば物の値段が「高い」という意味です。
「高額所得者」などとよく使われますが、これは大きな金額を得ている人のことです。
つまり「高額所得者」は「お金持ち」という風に言い換えることもできるでしょう。
「こんな高額な時計、私には買えないし身の丈にも合っていない」「彼は親しくなると、すぐに高額な物を売りつけてくると評判が悪い」「ビジネスの時は何があるかわからないので、高額な紙幣を沢山財布に入れている」などと使います。
「多額」の意味や使い方
「多額」とは、金銭が多いことを意味します。
「高額」とも同じ意味と言えます。
「今まで彼には多額の援助をしてきたが、恩を仇で返されるとは思わなかった」などと使います。
「高額」と「多額」の違い
「高額」と「多額」はどちらも金銭が大きいという意味では同じです。
ですが意味合いが少し違いますので、内容によって使い分けることができます。
まず「高額」ですがこれは金額が大きいこと、という意味で物の値段が高い時に使います。
例えば一つの宝石の値段を言う場合は「高額な商品」と言いますが「多額の商品」とはあまり使わないでしょう。
「多額」は金額などが多いという意味になりますので、複数のものをまとめて金額が大きくなった時に使うことが多い印象です。
「みんなから多額の借金をした」などと言いますと、一人、一人から借金をしてそれを合わせると金額が大きいという意味になります。
微妙な違いですので、別にどちらを使っても間違いというわけではありませんがしっかり意味を見極めて使い分けた方が的確な表現になります。
「高額」を使った例文と意味を解釈
「高額」を使った例文とその意味を見ていきます。
「高額」の例文1
「あの店は、高額な商品ばかり扱っている」
「高額な商品」とは、値段が高い商品という意味になります。
「高額」の例文2
「彼女に高額なプレゼントを贈った」
「高額」とは値段が高い、金銭の額が大きいという意味になります。
例文は、一つの物の値段が高い、もしくはプレゼントを沢山して合計の金額が大きいということを言い表しているのです。
簡単に言えば彼女へのプレゼント費用を沢山かけているという意味です。
「多額」を使った例文と意味を解釈
「多額」を使った例文とその意味を見ていきます。
「多額」の例文1
「多額の借金と浪費を繰り返した」
「多額」とは金額が多いという意味になります。
例文は、借金と浪費を繰り返しそれに使ったお金が多いという意味になります。
「多額」の例文2
「多額の費用に頭が痛い」
例文は、お金が必要なことがあり、その金額が多いことを「多額の費用」と言い表しています。
まとめ
いかがでしたか。
「高額」と「多額」、それぞれの言葉の意味と違いが理解できたのではないでしょうか。
違いを正しく理解して使い分けてください。
