投資信託は「アクティブファンド」と「インデックスファンド」に大別されます。
このふたつはどのように違うのでしょうか。
今回は「アクティブファンド」と「インデックスファンド」の違いについて解説します。
「アクティブファンド」とは?
「アクティブファンド」とは、「運用担当者がさまざまな投資対象を選定し資金を運用する投資信託」を意味します。
「アクティブファンド」の「ファンド」は「投資信託」を意味します。
「アクティブファンド」の「アクティブ」とは「運用担当者であるファンドマネージャーが積極的に投資対象を選定すること」を表します。
投資信託とは「ファンドマネージャーが運用方針を掲げて投資資金を募り集めた資金を運用する金融商品」を指します。
投資信託の購入者は運用方針を見て投資する価値があるかどうかを判断しますが運用方針はさまざまです。
高配当銘柄中心のものや長期安定している銘柄のみに投資するもの、EVやAIなど特定のテーマに関連する銘柄のみに投資するものなど、ファンドマネージャーが主体となり運用先が決まる投資信託が「アクティブファンド」です。
「アクティブファンド」の使い方
・『アクティブファンドを比べて投資先を選ぶ』
・『アクティブファンドの人気上位をチェックする』
・『EVがテーマのアクティブファンドが話題を集めている』
・『アクティブファンドは資産運用に詳しい上級者向きの投資だ』
「インデックスファンド」とは?
「インデックスファンド」とは、「株価指数や資源価格など特定の指標に連動するよう資金を運用する投資信託」を意味します。
日経平均株価やダウ平均など、投資の世界では市場動向を見るための指数が発表されています。
各指数は対象銘柄の平均価格や価格変動を計算するなどして算出されます。
各種指数はある国の景気動向や特定の市場の動向を表すものとして重要な意味を持ちますが、「インデックスファンド」とは「基準価額が目標とする指数や取引価格と連動するように運用される投資信託。
を指します。
日本の株式市場を代表する指数が「日経平均株価」です。
日経平均株価は日本の株式市場に上場されている銘柄から225銘柄を選びその平均価格で算出され、日本の株式市場の動向を表す指数として用いられています。
日経平均の値動きと同じように投資するためには225の銘柄を全て購入数必要がありますが実際に投資するとなるとまとまった資金が必要になり現実的ではありません。
はそのような指数に対し投資したい人達を募って資金を集め指数と連動するように銘柄を選び投資割合を決定するのが「インデックスファンド」です。
「インデックスファンド」の使い方
・『安定志向の人にはインデックスファンドがオススメだ』
・『日本の投資家はインデックスファンドを好む傾向が強い』
・『余裕資金はインデックスファンドに回そう』
・『原油価格に連動したインデックスファンドに投資する』
「アクティブファンド」と「インデックスファンド」の違い
「アクティブファンド」と「インデックスファンド」の違いは「指数に連動するか」です。
指数に連動して基準価格が変動するのが「インデックスファンド」、それ以外の投資信託が「アクティブファンド」になります。
まとめ
同じ投資信託でも「アクティブファンド」と「インデックスファンド」で性質が全く異なります。
投資信託を購入するならどちらを選ぶかよく考えましょう。