「無利子」と「無担保」の違いとは?分かりやすく解釈

「無利子」と「無担保」の違い金融・経済

この記事では、「無利子」「無担保」の違いを分かりやすく説明していきます。

「無利子」とは?

「無利子」とは?

「無利子」とは、利子がつかないことや、利子をとらないことを言います。

通常、お金を貸す側としては利子をとることで儲けが出ます。

つまり「無利子の借金」とは借りる側からすればありがたく助かるものですが、貸す側からすればただお金を貸すだけとなり、何も儲けが出ない状態となるのです。

「銀行に借りれば利子がつくが、親に借りれば無利子だ」「親なのに無利子では貸さないなんてケチだ!」「友人と言って、無利子で借りようなんて図々しい」などと使います。

「無担保」とは?

「無担保」とは?

「無担保」とは担保を提供しないことを言います。

「担保」とは借金をする際など、借りる側が財産、権利を貸してくれる側へ保証として当てることを言います。

借金を返せない場合は財産、権利を代わりにするということですから、貸す側としても貸してそのまま損することがないという安心材料になるのです。

ようするに「無担保」で貸すというのは、相手がお金を返さない、返せない状態となった時に損をすることになります。

一方で「無担保で借りる」ということは、担保にできる財産(土地、車、貴金属、権利など)を持っていない人にすればありがたいこと、助かることとなります。

「無利子」と「無担保」の違い!

「無利子」と「無担保」の違い!

「無利子」「無担保」の違いを、分かりやすく解説します。

「無利子」とは借りたお金に利子がつかない、利子をとらないという意味になります。

「無担保」とは担保となるものを提供しない、必要としないことを言います。

まったく違う意味ですので、例えば「無利子ではあるが担保は必要」となれば利子はかからないけれど、それなりの財産、権利などを保証として当てる必要はあるということになりますし、「利子はとるが、担保は不要」となれば、借りたお金に利子はつくものの、財産となるものを最初に保証として出す必要はないということになります。

まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「無利子」「無担保」、それぞれの言葉の意味を説明しました。

利子と担保はセットで使われるような印象ですがそれぞれ意味が違いますのでしっかり覚えておくようにしましょう。