「がっくり」と「がっかり」の違いとは?分かりやすく解釈

「がっくり」と「がっかり」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「がっくり」「がっかり」の違いを分かりやすく説明していきます。

「がっくり」とは?

「がっくり」とは?

「がっくり」とは、かなり残念に感じる人の状態を表す言葉です。

悪いことが起きたとき気分が落ち込み、気落ちした気持ちを表すとき「がっくりする」と酷く落ち込み、つらいと感じる心を形にして表現できます。

急に体の一部を折れ曲げて、床に崩れ落ちる人がいかに急激にやる気を失ってしまったかを言い表せる言葉になります。

まるで気が抜けたような状態になった人は体から魂が抜けてしまったように生気を失い、活力も失ってしまったことで体をしっかり支えられず、膝を曲げてしまったり、頭を支えていられなくなります。

顔からは血の気が引き、暗い表情になるのもこの「がっくり」する人に見られる変化です。

「がっかり」とは?

「がっかり」とは?

酷く疲れて、元気がなくなるさまを意味する「がっかり」は、自分が思っていたことが見事に外れてしまったとき、やる気を失うさまを表す言葉です。

前々から旅行に行こうと思い、旅館の予約までしておいたというのに、台風で電車は運休状態となって行けなくなってしまったときの残念な気持ちを表します。

望んでいたことが急に中止になったり、実行できずにやれないとき人は悲しい気持ちになるその状態を表せます。

それまでは期待と夢で元気があったというのに実行できないと知ると一気に落ち込み、悲しい状態になるのも「がっかり」の意味があります。

ひどく疲れてしまい、倒れてしまいそうになる疲れと絶望感に包まれると人は頑張る気力も失われる気持ちを表します。

この言葉の類義語には「失望」「落胆」があり、酷く落ち込むさまを表せます。

「がっくり」と「がっかり」の違い

「がっくり」と「がっかり」の違い

「がっくり」「がっがり」の違いを、分かりやすく解説します。

前向きに行動しようとしていたというのに、自分のやりたいことができないとわかったときはやる気を失って酷く落ち込むさまを「がっくり」と言い、断念する気持ちを表すのが「がっくり」と言い、物事がうまくいかなかったとき酷く気落ちして体をうまく支えていられない状態に陥るのが「がっくり」で、自分が希望することが叶わなかったとき希望失ってしまい、人生を悲観する状態にも使われています。

「がっくり」の例文

「がっくり」の例文

・『あれだけ勉強したのに受験に落ちた僕はがっくりして頭(こうべ)を垂れる』
・『3時間もかけて行ったカフェが臨時休業のために開いていなくてがっくりした』
毎日何時間も勉強したというのに受験に落ちた人は頭を支えられないほど前に曲がり、心から気持ちが落ち込むさまを表せますし、人気雑誌で紹介していたお洒落なカフェに行こうと思って店へと行けば、定休日でもないのに休みで食べられなかったとき、かなり落ち込むその気持ちを表せる言葉です。

「がっかり」の例文

「がっかり」の例文

・『3ヶ月も前から器械体操を練習してきたのに、当日うまくできずにがっかりした』
・『何社も面接を受けたのに、一つも合格せずにがっかりした』
何ヶ月も練習したり、勉強したのに親も見に来る大事な日にその成果を出しきれなかったときの絶望感と悲しさや、人生を決める大切な面接に落ちてしまったとき将来を悲観する人の気持ちを表せます。

まとめ

まとめ

物事がうまくいかずに失敗して気持ちが落ち込むときに使える「がっくり」「がっかり」は、自分の絶望感ややる気を失ったときの状態を言い表せる言葉にもなります。

「がっかり」は精神的に落ち込んだ状態のときに使い、「がっくり」は見た目にその気持ちを表すときに使えば、より言葉の意味を伝えられるようになるでしょう。