この記事では、「フューチャー」と「フォーカス」の違いを分かりやすく説明していきます。
「フューチャー」とは?
未来、将来という意味です。
未来は現在よりも時間的に先のことです。
「未」にはいまだ、「来」にはこの次の、これからさきという意味があります。
時間的にこれから先のことはいまだやってきていないことです。
漢字からこの意味がわかります。
将来はこれから先のことです。
「将」には~しようとするという意味があります。
しようとするとは、まだ実際には行っていないという意味合いがあります。
これから先のことは、まだ行っていないことです。
漢字からも、「将来」とはこれから先を意味することがわかります。
「レトロフューチャー」という言葉があります。
過去の人たちが思い描いていた未来像のことです。
懐古趣味や過去に描かれたそういったものを好む人のことも指します。
こういったものをデザインしたファッションアイテムもあります。
「フューチャー」の使い方
未来という意味で使用をします。
他の語とくっついて使用されることもあります。
日常会話の中で頻繁に使われる言葉ではありません。
「フォーカス」とは?
焦点のことです。
焦点には3つの意味があります。
1つめは、レンズや球面鏡で光線が集中する点のことです。
眼球には水晶体があり、ここを通って光が屈折し、眼球の奥の方のある一点で光が集中します。
それによって、正しく像を結ぶことができます。
こういった光が集中する点のことを焦点といいます。
2つめの意味は、放物線や双曲線で用いられる点のことです。
3つめの意味は、物事のもっとも重要なところ、人々の関心が集まるところです。
注意を向けるといった意味合いです。
「フォーカス」という場合の焦点は、レンズなどで光線が集中する点のことや、人々の関心が集まるところという意味になります。
「フォーカス」の使い方
光が集中する点の意味ではカメラについて使われることが多いです。
「オートフォーカス」などの使い方をします。
人々の関心が集まる場所という意味では、注意をそちらに向けるといった意味で使用されています。
「フューチャー」と「フォーカス」の違い
「フュ」ト「フォ」が何となく似ていますが、意味は同じではありません。
前者はこれから先という意味です。
今よりも先のまだ起こっていない時点のことを指します。
後者は焦点のことです。
カメラの焦点や注意が向くところをいいます。
「フューチャー」の例文
・『レトロフューチャー』
・『フューチャーアイデア』
・『フューチャーを考える』
・『会社のフューチャー』
「フォーカス」の例文
・『ある人物にフォーカスする』
・『心の動きにフォーカスして描く』
・『彼の魅力にフォーカスした作品』
・『話題のアーティストにフォーカスする』
まとめ
何となく音が似ている2つの言葉ですが、意味はまったく異なります。
一方は未来、もう一方は焦点を意味する言葉です。