「還付」と「還元」の違いとは?分かりやすく解釈

「還付」と「還元」の違い言葉・カタカナ語・言語

みなさんは「還付」「還元」という言葉がどのような意味を持っているかご存知でしょうか?

そこでこの記事では、「還付」「還元」の違いを分かりやすく説明していきます。

「還付」とは?

「還付」とは?

「還付」「かんぷ」という読み方をします。

この「還付」とは「領有・所有・租借していたものを元に戻すこと」という意味を持つ言葉です。

元に戻す対象は領有・所有、あるいは租借していた土地や財物がとなります。

また、この他に年末調整・確定申告のシチュエーションでも使用されますが、「払い過ぎた税金の返還のこと」を意味しているのです。

「還元」とは?

「還元」とは?

「還元」「かんげん」という読み方になります。

この「還元」「根源的なものに再び戻す、あるいは戻ること」を指しています。

言い換えると、「事物を元の形や性質・状態などに戻すこと」であり、「基本的な形に戻すこと」、もしくは「結果的に得られたものを原因となったところに戻す」という解釈になってきます。

「還付」と「還元」の違い

「還付」と「還元」の違い

では、ここで「還付」「還元」の違いを見て行きましょう。

どのような違いがあるでしょうか?前述の通り、「還付」「領有・所有・租借していたものを元に戻す」という意味を持っていました。

一方の「還元」「根源的なものに再び戻す」ということで「元の形になる」という解釈になります。

このことから「還付」「戻す」という意味を持つものの、「元の形に戻る」という意味がありません。

また、年末調整や確定申告で使えるのは「還付」になる点も相違点と言えるでしょう。

「還付」の例文

「還付」の例文

ここで「還付」の例文を見て行くことにしましょう。

具体的には以下のような文章が挙げられます。

・『年末調整でかなりの額が還付されたよ。すごく助かったな。ボーナスじゃ足りなかったんだ』
・『確定申告をしたんだけど、所得税がかなり取られるかと思ったけど、還付金があるんだ。うれしいよ』
「還付」の例文を見ると、税金の関係で確定申告や年末調整でよく耳にすることが分かります。

「還元」の例文

「還元」の例文

続いて「還元」についてどのような例文ができるかを見て行きましょう。

以下のような例文が考えられます。

・『ねえねえ、来週からあのショッピングモールで還元セールをやるんだって。私の欲しかったバッグもかなり安くなるかも』
・『今年度はお客様のおかげで目覚ましい業績を上げることができた。そのために感謝の意味で還元キャンペーンをやろうと思っているんだ』
身近なシーンで「還元」の活用法を見ると、上記のようにお客様に対する使い方もあります。

まとめ

まとめ

ここまで「還付」「還元」の意味や違いを見てきました。

これら2つの言葉は色々な場面で耳にすることがあるんで、是非チェックしておきたい言葉です。

「還」という文字を使っているので、意味を混同しやすいのですが、適切に使い分けることができるよ正しく意味を理解しておくようにしておきましょう。

知っておくと非常に便利な言葉です。