「救助」と「救出」の違いとは?分かりやすく解釈

「救助」と「救出」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「救助」「救出」の違いを分かりやすく説明していきます。

似た雰囲気を持つ2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「救助」とは?

「救助」とは?

「救助」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「救助」「きゅうじょ」と読みます。

「救助」「危険な状態から救い助けること。

被災者や遭難者などを救うこと」
という意味があります。

例えば、地震により、家の下敷きなどになってしまった人を、自衛隊などが救い助ける場合、「地震で家屋の下敷きになった人を救助する」などという文章にできます。

また、海洋上で船舶事故が起こり、船が沈没してしまうことがあるかもしれません。

乗組員などを、海上自衛隊などが救い助ける時、「沈没船の乗組員を救助する」などと言います。

他にも、火事の時、ビルの上階に取り残されて、助けを求める人がいるかもしれません。

このような人を消防隊が救い助ける様子に対して、「消防隊が、火災に巻き込まれた住人を救助する」などという文章を作ることができます。

「救出」とは?

「救出」とは?

「救出」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「救出」「きゅうしゅつ」と読みます。

「救出」「危険な状態から救い出すこと」という意味があります。

例えば、銀行強盗が起こった時、銀行の従業員や客が、人質になってしまうことがあります。

このような場面で、警察の特殊部隊などが、人質を救い出すとき、「警察の特殊部隊により、人質が救出された」などと言います。

また、敵国から城を攻められたとき、姫が逃げ遅れて部屋に残っていることを知った時、勇者が城に戻り、姫を抱えて救い出すような様子は、「すんでのところで、姫を救出した勇者」などと言い伝えられるかもしれません。

「救助」と「救出」の違い

「救助」と「救出」の違い

「救助」「救出」の違いを、分かりやすく解説します。

「救助」「危険な状態から救い助けること。

被災者や遭難者などを救うこと」
という意味があります。

一方で、「救出」「危険な状態から救い出すこと」という意味があります。

どちらも、危険な状態から救うことを意味する言葉になります。

ただし、「救助」の場合は、被災者や遭難者を救う言葉となり、登山で遭難した人を助ける時、また災害によって被災した人を助けるような場面で使う言葉になります。

一方で「救出」は、人質から救い出すとき、敵に囲まれて命の危機があるような場面から救い出すようなときに使われる言葉になり、犯罪行為などの場面で使われる言葉になります。

このように、「救助」は被災者や遭難者を助ける時に使われる言葉で、「救出」は、人質など犯罪に巻き込まれた人などを助ける時に使う言葉という違いがあります。

まとめ

まとめ

「救助」「救出」の違いについて見てきました。

2つの言葉には、危険なシチュエーションに違いがありました。

2つの言葉の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。