この記事では、「研究」と「勉強」の違いを分かりやすく説明していきます。
「研究」とは?
対象となる物事を深く考えたり、詳しく調べたりして、真理、理論、事実などを明らかにしたり、理論を実用レベルにすることで、一定の終着点はわかっていても、まだ誰もたどり着いていないことが特に研究と言えるでしょう。
また、研究は一定の成果が出た場合はさらにその研究の成果を勧めるかその研究を応用したことを行うケースもあります。
論文の提出を行う学術的な研究が一般的と言えますが、個人的に趣味で行うような義務教育で教えていないことの知識を深めようとするケースも研究と言われる場合があります。
日本のピアノ指導者、音楽関係者により組織された団体である日本ピアノ研究会は演奏を深めていくことで地域文化に貢献する内容となっていて、新たな演奏法を研究するわけではありません。
日本野球科学研究会は野球競技に関する科学的研究を促進することを目的としており、守備の視線から考える技術向上などを研究しています。
「勉強」とは?
熱心に物事を行なうことという意味もありますが、研究と比較できる意味では将来のために義務教育や専門学校などの学校の各教科や、珠算、習字、外国語、コンピューターなどの実用的な知識・技術を習い覚えること。
また、社会生活や仕事などで修業や経験を積むこととされています。
基本的に勉強においては前例のまったくないことに挑むことはなく、教科書や先生の始動をもとに行っていき、教科書の範囲を超えたり応用することはあっても明らかに未知の領域に進むことはありません。
熱心に物事を行なうことという意味合いが強いですが猛勉強という強調した言葉もあります。
勉強会は共通の目標や関心事を持つ人が一つの場に集まり、議論して学ぶための会合となっており定例的に行われるのが一般的です。
中古車販売のための勉強会など専門的なものもありますが指導を受けることが主体と言えます。
「研究」と「勉強」の違い
「研究」と「勉強」の違いを、分かりやすく解説します。
対象となる物事の理論や事実などを明らかにすることを目的としているため、研究は世間から見て未知の領域、新しい考え方に進むことがありえますが、勉強は自身の能力向上が基本的な目的であるため、世間から見て未知の領域に進むことはまずなく、教科書や先生の指導がベースとなっています。
勉強会という言葉も個々の技能向上が目的で販売の勉強会などがあります。
技術的な研究においては、生産性などを考慮していない段階の反面、世の中で最も進んでいる領域である場合もあります。
まとめ
「研究」と「勉強」は個人を超えた範囲のために行うのが研究、個人の能力向上のために行うのが勉強という大まかなわけ方も出来ますが、勉強は基本的には先人が到達した地点まで進むもので、研究は先人が到達していない段階を目指すという点が異なるとも言えます。
